京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2018 > 2018 ブルーベリー

昨日、今日は週末ということで、収獲・出荷関係が作業の中心です。
夏のメインのスイートコーンの出荷もあと少し。
今はブルーベリーの収穫が中心になっています。

まず私はスイートコーンの収穫。
その間にお手伝いの方がブルーベリーの収穫をしてくれていて、コーンの収穫が終わったら合流してブルーベリーを収穫。
最近はそんな感じになっています。

そこでまたやられてしまいました。
ハチです。
まれにですがブルーベリーの木の中にハチが巣を作るんです。
なんか黒っぽいハチであまり攻撃的ではなく、近付いたくらいでは大丈夫です。
でも実を採ろうとして手を近付けるとブスッとやられます。

”また”って書いたのは実は10日程前にもスイートコーンの収穫中に刺されました。
痒いんですよねー、ハチに刺されると。
翌日、翌々日と痒い範囲が広がってきて、ずっと痒い。
しつこいなーと思っていたところに前に刺された近くをまた刺されたので、今は左手の手首から先がパンパンです。

確認したらやっぱりあれでした。
こういうことが起こるんですよ、仏滅は。

京都府の中では一番涼しいはずの京丹波町も今日は37℃を記録してしまいました。
今日はこの夏初めてシルバーセンターに作業をお願いしています。
草刈だったのですが、依頼する方もヒヤヒヤです。
8:00の集合時間には「無理せずこまめに休んで下さい」とお願いして作業にかかって貰います。

でも心配は無用でした。
私は隣の圃場で作業していましたが、エンジン音がしている時間と止んでいる時間が同じくらい。
普段なら「ちょっと休み過ぎとちゃう?」ということになる状況。
でも今日は違います。
それくらいで安心できるという感じの一日でした。

夏の主力のスイートコーンも手当てをしながら回復を待っている状態。
収穫も一昨日から止めています。
そんな中で頑張って戦ってくれているのがこれ!
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ブルーベリーです。

今収穫しているのは「タイタン」いう品種。
これがでかいのです。
苗屋さんのカタログなんかでは、よく500円玉と比較されています。
こんな感じ。
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大味な感じがするかも知れませんが、意外とそんなことなくて甘くて美味しいんですよ。

でもこの品種には弱点があって・・・。
急に大きな雨が来ると、割れてしまうんです。
果樹、特にブドウなんかでよくあります。
水が入ると中が急に肥大して、皮がそれに追いつけないと言われています。

ところが今年は灌水設備が稼働出来ていて、雨が来ても急に水がくるといった状態ではありません。
さらに雨がさっぱりなくなった今の状況では、当然その心配はなし。

このところ午後はタンクに水を汲んで追肥と灌水に走り回っている状況です。
そんな中で、ブルーベリーが支えてくれています!

最後に更新したのが6月5日なので、丸々1ヵ月もブログを休ませていただきました。
とにかく忙しい1ヵ月で早朝から夜までの作業。
まずはこの夏を乗り切らないといけないので、6時間の睡眠時間を確保できなさそうなときはブログを休むことにしたら こんなことになってしまいました。

やっぱりまだ人手が足りてないんです。
先月からお手伝いいただいている方のご紹介もあり、週に何日か来ていただける方が3名になりました。
さらに月に何回か来てもらえそうな方が3名。
必要な人数が十分に確保できたというわけではありません。
例えば明日は全員がNG。
でも一時の人手不足から思うと夢のような状況。
何とかなるのではないでしょうか。

今日は15時に出荷をした後はこの天候もあり、何もせず休むことに。
早く寝すぎて目が覚めたので久々にブログを書いているといった状況です。

で、現状ですが・・・。
まず、夏のメインのスイートコーン。
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写真は6月24日に撮影したゴールドラッシュです。
このときはまだ未熟な状態でしたが、6月30日から出荷を始めています。
可能な限り良い状態の品物を販売するのは例年通り。
7:00には収穫を終える目標で、4:30頃から収穫を始めます。
その後すぐに冷蔵庫に保管して、3~4回に分けて直売所に搬入。

その販売のほうですが、変な問題があって今のところ可もなく不可もなくといったところです。
変な問題っていうのはメインの販売先である「味夢の里」で起きています。
ここって町が作った道の駅です。
公設民営方式ということで、施設運営は民間に委託されていますが、町の施設である以上は公平性が求められるはず。
でもなぜか特定の生産者が極めて有利になる販売行為が行われています。
月曜日に町役場にクレームに行ったので、この先是正されるかどうかを見ているところです。
(こんなことやってる時間が惜しいです、本当に。)

それからブルーベリー。
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一昨年に植え付けて昨年も少し収穫が出来ていますが、今年はだいぶ収量が増えてきました。
今年は6月16日から出荷していて6月の売上は昨年の3倍以上。
この調子で7月も推移してほしいところです。
ところでネットしてるのわかりますか?
鳥の対策です。
果樹ってどうしても鳥に狙われます。
で、今年は防鳥ネットで対策中。
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左の方が現在収穫しているところで、徐々に右に移しながら収穫を進めていきます。

それ以外の作物のお話は次の機会に。

なんか天気予報が変わりました。
一時は金曜から3日間雨マークだったのですが、土曜日だけに。
これ、嬉しい!
あれこれと雨の前作業が立て込んでいたので、プレゼントもらったような気分です。

で、気持ちに余裕が出来たところで作業はスイカから。
昨日は植付まで済ませていました。
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狭めのマルチをして植え付けましたが、この両側をマルチで覆います。
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これでほぼ雨はシャットアウトできます。

朝食の後はブルーベリーの追肥。
次の雨で効かせようと考えていましたが、それはそれでやるとして、まずは液肥を施します。
早速 昨日完成した灌水設備の出番です。
タンクに液肥を入れて灌水。
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ポタッ、ポタッと浸み込ませていってくれます。

このあとは今日もほぼブルーベリー園での作業となりました。
やっぱり除草。
灌水設備を設置するのに除草をしてからやってはいたのですが、灌水設備を早く動かしたくて前半はざっとしかできていませんでした。
まだそんなに時間は経っていないのですが、それでもだいぶはびこってきています。
全部は終わらず、あと2畝半。

明日からは雨に向けての作業に戻ります。

昨日、スイカの苗を購入に行ったときに中玉トマト(Mr.浅野のけっさく)の苗も売っていたので追加購入。
前回購入したときに必要な数量の苗がなく、圃場に少し空きがあったんです。
今朝はその追加購入分を定植。

そのあとはブルーベリー。
例の灌水設備の仕上げです。
ドッリッパーの設置があと4畝残っていました。
今日は1名が手伝いに来てくれたので二人でひたすら設置していきます。
設置自体はそんなに時間がかからないのですが、除草が作業の大半です。
16時までひたすらやって、ようやく完成!
この灌水設備。
着手したのが昨年なので、本当にようやくです。

ブルーベリーは「水で育てる」と言われる作物のひとつ。
このところ短めの周期で定期的に雨が来ています。
でもこの先、特に梅雨が明けてからはこの灌水設備によって作業を大幅に効率化できます。
もし手でやるとすると、せいぜい2日おき。
灌水設備があると毎日水をやることが出来るので、単に効率化できるというだけではありません。

タンクに水を溜めるのに農業用水を引き込むと水が圃場に浸水したりとまだ改善の課題はありますが、当園にとっては大きな進歩なのです。

夕方からはスイカの定植。
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今年栽培するのは姫甘泉という小玉の品種です。

この圃場ですが、傾斜があって概ね乾きやすいのですが一番下のところが水はけが悪い。
なので、その水を排水する溝を深くする作業も並行して行っています。

スイカって原産地はアフリカの砂漠なのだそうです。
高温乾燥を好み、水はけの悪い場所を嫌います。
これはあと何回か掘り下げる作業をしないといけない感じです。

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