京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2017 > 2017 黒豆

最近ちょっと困ってることがあって・・・。
天気予報なんですけど。
予報が当たらなくて翻弄されることがあるのは以前からです。
でも前線が来てるときとか、予報が難しい時期はこちらも当たらない前提でそれなりに動きます。
なので当たらなくても、まあ仕方ないという感じです。

今困っているのはまた別の話。
スマホの天気予報。
今朝見たらこんな感じ。
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これを”1時間ごと”に切り替えるとこうなります。
RIMG1461
こういうの「作業どうしようかー」ってなるんですよ。
これは改善できるやろー!って言いたくなりますよねー。
ちなみに今日の天気ですが、雪がほんの少ーし舞った程度であとは概ね良いお天気でした。

で、作業のほうですが午前は黒豆の脱粒。
地域の共同作業場にある機械を使用します。
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この機械に枝ごと入れると、黒豆の粒だけにしてくれます。

午後はブロッコリーの管理。
今朝は一日おきにやっているブロッコリーの収穫の日でした。
ところが圃場に行っても収穫できる株はなし。
ゼロですよゼロ。
さすがにちょっと、ということで・・・。

今は7回目の収穫中です。
それがこんな状況。
先日、保温のためのトンネルをしたのが9回目から。
8回目は花蕾ができており「そのうち大きくなる」と何もしていませんでしたが不安になってしまいました。
それで8回目にもトンネルをすることにしたのですが、今日はその準備作業。
保温することで発生が懸念される病害虫の予防をした後で追肥。
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暫く雨マークがないので、液肥で行いました。

そんなぼろぼろの状態のブロッコリー・カリフラワーですが、今日はちょっとだけ嬉しいこともありました。
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カリフラワー(白)の花蕾を初めて確認できました。
まあこれが収穫までいけるかというと、かなり厳しい状況ではあるのですが可能性は出てきたということで。

それから夜は黒豆の選果作業を行いました。
脱粒した黒豆をふるいで2Lサイズだけにしていきます。
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京都府の基準では、9.7mm以上が2Lとされています。
ふるいでいうと「亀甲3分21番手針金」なのだそうで、このふるいを今年調達しました。

早速ふるってみた結果・・・。
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左のたらいに入っているのが2L。
右がそれ以下です。
80パーセント以上というか、9割近くが2Lという結果になりました。
枝豆で販売しているときから他の生産者とは大きさにかなり差がありました。
黒豆にしてみて、改めて自信を深めることができ、とても気分が良いのです。

いい天気でしたねー。
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今日はブロッコリーの収穫のあと、この天気もあって作業は気持ちよくはかどりました。

ひとつは黒豆。
葉取りをしたあと、圃場で豆の成熟を待っていましたが、だいぶ良い感じになってきました。
ゆすってみたときに、莢の中の豆が皮から離れてカラカラした感じになると次の工程。
乾燥になります。
株元から切って上下ひっくり返して圃場に並べます。
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もう一つはホウレンソウ。
先日の続きでマルチ張り。
現在育苗中の苗を植えるところもマルチを張り終えました。
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右端の2本は先日マルチを張ったところですが、この1本に種蒔きを行ったところで日没作業終了。

明日は昼から雨マークがついています。
ブロッコリーの収穫のあとは午前中にホウレンソウの2本目の種蒔きと、黒豆の雨避けをしないといけません。
ちょっとドタバタになります。

今朝の最低気温は3℃。
霜も降りず、ブロッコリーは大丈夫でした。

そのブロッコリーですが、今日から「スプリングスひよし」の直売所でも販売を開始しています。
これまではタマネギとスイートコーンを少し販売した以外は殆ど出荷ができていません。
往復+出荷の作業で1時間ほど時間がかかるのですが、7月から10月迄はなかなか時間を割くことが出来ずにいました。
これからは少し時間に余裕が出ていきますので、地元の農家さんの邪魔にならないように出荷をしていこうと思います。
京丹波町の直売所(特に味夢の里やスーパー)なんかに比べると、出荷している農家さんは良心的。
品質と価格が見合っています。
味夢の里については一時期よりは値段は落ち着いてきています。
でもそれは縦貫道全線開通当初ほどの需要がなくなってきたというだけです。

例えばタマネギ。
目立つところに置いている割にはなかなか売れないタマネギが出荷されています。
なぜ売れないか。
まず価格。
スーパーより高い価格が付いています。
そして品質。
カビが生えています。
黒カビと言って、菌はそこら中にいます。
保管状態が悪いとそれが夏場の高温期にタマネギに繁殖します。

私もこれには悩まされていて、初めて栽培したタマネギは大量に廃棄するしかありませんでした。
それで翌年からは梅雨が明けたらタマネギは冷蔵庫に移すことで回避しています。
移す時点でタマネギについてしまったものは自分で食べるか、親に食べさすか、説明したうえで社会福祉協議会に寄付しています。
皮を1枚めくった表面に付着していることが多く、水で簡単に洗い流せるのです。
でも、決して売るものではない。

でも置いておくと少ーしずつ売れてしまうんです。
「おかしなものが売られているわけない」と信じているのか買ってしまう。
そして、そういうお客様がいるのを生産者も知っている。
高速のパーキングにある直売所で、観光バスで来るお客様が多い。
なので”一見のお客さん”と考えているらしい。
残念ですが、こういう生産者が結構いるのが京丹波町。

もちろん全ての生産者ではないのですが、一部にそういう生産者がいる。
そして直売所の管理を請け負っている会社はそれを統制できない。
直売所に来たお客様に私にできることは、まずは「良いものを、価格を抑えて、たくさん」出荷する。
これはやり続けていきます。

ボヤキはこれくらいにしましょう。

今日はとても天気が良く気持ちよく作業ができました。
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今日の作業。
黒豆の葉取りという作業を行いました。
今はこんな状態。
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葉がだいぶ黄色くなっています。
このまま放っておいても黒豆にはなるのですが、正月用の食材なので年内に間に合わないといけません。
それで豆の成熟を促進するために葉を取ってしまいます。
取った後はこんな感じ。
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1週間か10日ほどこのままにして、そのあと乾燥の作業に移ることになります。

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