京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2017 > 2017 サツマイモ

今日はサツマイモの定植日。
スイートコーンでは定植の日はその準備で早朝から大忙し。
マルチに穴を開けて、ネキリムシ防除の薬を置いて・・・。
でもサツマイモではマルチさえ張っておけば後は植え付けていくだけです。
スコップで”ブスッ”と穴を開けてそこに植えていきます。
なので準備作業は特にありません。
雨がなくて休みがとれず、疲れも溜まってきたので早朝の作業は果樹苗の灌水だけにして朝はゆっくりしました。

で、8時からはまたご近所の方に来ていただいて植え付けていただきました。
私が配った苗をどんどん植え付けていってくれます。
植えてもらったあとに灌水。
乾いた圃場で畝を立ててマルチを被せているので畝の水分は少ない状態。
それもあっていつもよりたっぷりと水をやります。
私が水をやっている間に、ご近所の方が日焼け防止で植えた苗に不織布を被せます。
マルチは黒いので太陽光で熱くなります。
そこに植えた苗の葉が乗るので焼けてしまうのです。
活着して根が水を吸えるようになれば大丈夫ですが、それまでは強い日差しから作物を保護します。
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そして昼過ぎに定植は無事完了!

午後はスイートコーンの追肥。
今日も昨日と同様に液肥で施します。
でも今日は昨日とは肥料の成分が異なります。
対象は収獲が近づいている1回目。
糖度を上げる肥培管理になります。

今日のゴールドラッシュ。
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右の3畝です。
実のほうはやはりまだ肥大中。
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ここで水分が足りないと先まで実がつかなかったり、皺が出たりと品質の良いスイートコーンになりません。
なので昨日以上にしっかりと水分を補給しました。

タマネギの出荷をはさんでピュアホワイトにも追肥し終わったのが17:30。
今日の圃場での最後の作業はブルーベリーの害虫防除。
1週間ほど前からコガネムシを見かけるようになったのですが、やっと対策する時間が取れます。
コガネムシはブルーベリーの大敵。
成虫は葉を食い、幼虫は根を食います。
薬は使えないので、見つけたコガネムシを手で取っていきます。
約50匹捕獲。
大量発生させられないのでこの先はこまめに取っていくしかありません。

夜はタマネギの出荷調整をして今日の作業は終了です。

明日の定植に備えて、今朝はサツマイモ圃場のマルチ張りを行いました。
準備したマルチを張っていきましたが、少し幅が長め。
先々に行う追肥のために畝と畝の間に通路を確保したいのですが、これでは通路が少ししかできません。
サツマイモって根が広く深く張ります。
こういう作物は成長した後の追肥は畝間の通路に施すのです。
なのでマルチの端を折り返しながらマルチどめを打っていったので、予想外に時間がかかってしまいました。
でも私の栽培の生命線は何といっても肥培管理。
キチンと肥料を効かすためにはこれくらいの手間は惜しまずかけていきます。
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サツマイモの場合、追肥をしないというのが基本だそうです。
でもそうやって作ってしまうと、できるものも他の人と同じ。
当園はそういう栽培はしないのです。

午後はスイートコーンの追肥。
いつも通り、マルチをはがしてから追肥を行います。
ただ肥料を効かせるにも雨がありません。
ですので固形の肥料は使うことができず、液体の肥料を使用するしかありません。
今のタイミングで肥料を効かせたいのは2区分。
液肥の場合、散布に時間がかかるので今日はそのうちの一つ、6回目定植分に追肥を行いました。

ところでスイートコーンの状況。
ピュアホワイトの1回目です。
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実のほうはただいま肥大中。
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もじゃもじゃしているのが絹糸と言われるものです。
雄穂が飛ばす花粉がかかった絹糸から一粒の実ができるのは先日書きました。
全ての絹糸に花粉がついて、きれいに実の揃ったコーンになったかは、できてみないと分かりません。

マルチをはがして、液肥を準備して、散布。
ゴールドラッシュとピュアホワイトの両方が終わったのが17:30。
4時間半かかったことになります。

このあとブルーベリーにも灌水を兼ねて液肥をやりました。

夜はタマネギの出荷準備をして今日の作業は終了です。

2日間ブログを休んでしまいました。
起きてから寝るまでビッチシと作業して、まあ何とかといったところです。
絶対にやりきらないといけなかった黒豆の播種。
実際に定植する数量の約2倍を播種しています。
まれに発芽率が悪い年があるそうですし、昨年のように定植後に補植が大量に必要になることもあります。
(昨年は植えるなりウサギに全部かじられてしまいました。)
果樹の販売をする農家になろうとしているわけですが、今年はまだ少量の出荷にとどまります。
そんな中で収益の柱になるのが黒豆の枝豆。
絶対に失敗できない作物です。
念には念を入れます。

後はブルーベリーの灌水、スイートコーンの防除、タマネギの出荷、草刈りなんかをしてました。
ゴールドラッシュの圃場もさっぱり。
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右のほうに見える法面。
高さが5メートル近くあって結構大変。
でもやってしまえば気持ちいいものです。

あとサツマイモの圃場準備。
昨日耕うん。
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今朝、畝を立てました。
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明朝にマルチを張って、明後日に定植予定です。

今日の午後はタマネギの収穫。
ご近所の方に手伝っていただきました。
先日掘り上げてマルチの上で天日乾燥していたものの回収。
そして次の分の掘り上ゲを行いました。

それにしてもいきなりの梅雨の中休み。
梅雨入り前も雨が少なかったのですが、梅雨に入ってからがさっぱりです。
この先1週間も雨マークなし。
収獲に圃場での乾燥が必要なタマネギなんかは大助かり。
でも他の作物にとっては厳しい状況になりつつあります。

前述の黒豆。
苗を育てるやり方と、種を直接畑に蒔くやり方の二つがあります。
労力を考えると直接畑に蒔いた方が圧倒的に楽です。
私も当初は直接播くことを考えていました。
でも、結局確実なほうを取って苗を育てることにしました。
何年か前にもこういう年があって、当時は農業生産法人に勤務していましたが、黒豆が発芽せずひどい目に合ったことがあります。
繰り返しになりますが、黒豆は失敗ができないのです。

週間予報で次の日曜日にも雨マークが付きました。
前から水曜が雨マークだったので、これまでより少し間隔が短くなりそうです。
こうなると少し作業を見直す必要があります。
このところ取り組んでいたブルーベリーの灌水設備の設置は少し後に回します。

まずはタマネギ。
朝一番に新タマネギの出荷準備をして直売所に出荷。
朝食のあとは中生品種の掘り出しを行いました。
今日は3品種あるうちの一つ。
中生の中では唯一トウダチが結構出てしまった品種です。
この品種は甘みが強い半面、中生の品種としては日持ちがしにくい。
なので一番最初に出荷していきます。
トウダチせずに掘り出せたのは半分強。
肥大は上々です。
2日ほど圃場で天日乾燥します。

午後一番はスイートコーンの獣害対策。
ここは電気柵の内側に防獣ネットを設置していても入りだしているので別の対策になります。
今回初めてやってみるのですが、動物が嫌がる”臭い”で遠ざけようという作戦。
どんな臭いかというと、上手く説明しにくいんですけど、物を燃やした後に残るような臭いです。
これを圃場の周辺にまいていきました。
これで少し様子を見ます。

次の作業はサツマイモの圃場準備。
昨年書きましたかねー。
私がやっている栽培方法でサツマイモを作られている方がいて、それをいただいたんです。
これがもうめちゃくちゃ甘い。
食べてすぐに「来年は作ろう」と考えていました。
使わせていただく圃場も決まり、今日から準備に入りました。
まずは草刈り。
トラクタにモアを取り付けて草を刈ります。
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刈ったあとはこんな感じ。
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続いて耕うん。
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荒く起こしただけなのでまだ土はゴロゴロです。
それに草もまだまだ多く残っています。
水曜日の雨の詳しい予報を見て、どう作っていくか決めることにします。

あとはあちこち草刈りをして本日の作業は終了です。

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