京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2017 > 2017 スイートコーン

いやー、暑い一日でした。
いつものことですけど、朝のうちはいいんです。
ブルーベリーの収穫とかやってるうちは。

そのあと昨日の続きでピュアホワイトの撤去作業で支柱とか紐を回収。
まだ8時過ぎですが、だいぶ暑い。
そして9時半頃からハンマーナイフで株を砕いていきました。
ゴールドラッシュと比べてピュアホワイトは背丈が高いんです。
なのでこんな感じで株を倒しながらハンマーナイフで砕いていきます。
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こんな作業をしてても暑い。
ふと水温計を見ると・・・。
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やばい!と思ってエンジンを切ろうとしたところでボンネットの中から煙。
というか水蒸気です。
冷却水が沸騰してキャップが外れ、中の水がエンジンにかかってモクモクと水蒸気。
これって暑さのせいもあるのですが、一番の原因はこれ。
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モアで刈る作業をしていると、ゴミを舞い上げてネットに付着します。
空気が中に取り込めず、エンジンの温度が上昇してしまったというわけです。
で、これを掃除してエンジンが冷めるのを待って再スタート。
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なーんもなくなりました。
このあとキウイ園もハンマーナイフでできる範囲を除草して午前は終了。

昼からは再びピュアホワイトの圃場へ。
お隣との境界の草をだいぶ伸ばしてしまいました。
水稲にも穂が付いて、カメムシの防除が行われている時期です。
害虫の発生原因となる雑草はとても嫌がられます。
それを刈ろうということなのですが、とにかく暑い。
京丹波町でも今日は35~36℃まで上がったようです。
直射日光を浴びながらということでさすがにきつい。
ちょっと作業して軽トラのクーラーで身体を冷やして、またちょっと作業して・・・。
そんなこんなで思ったより時間がかかりましたが、なんとか刈れました。
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電気柵の線の下も。
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この圃場で急ぎの草刈りはこれでOKですが、もう16時を過ぎてしまいました。
急いでいったん帰宅。
次の作業は黒大豆の追肥です。
今年はここまで最悪の状態の黒大豆。
もうすぐ花を咲かせる時期ですが、少しでも花をたくさん咲かせたい。
その前に樹も大きくしておきたい。
そんなことを考えながら肥料を選択して施さないといけません。

作業時間は2時間を見積もっています。
その前に人間の体力を回復させましょう。
水分補給してクーラーで身体を冷やします。
身体もだいぶ楽になって、じゃあ行こうかとなったところで外からぼたぼたという雨音。
また雷雨です。
30分程でしたが、またどしゃ降りに見舞われてしまいました。
ホントに今年はこういうのが多いです。

止んだところで追肥の作業を行いましたが、終わったのは19:30.
殆ど日は落ちてしまいました。
夕立さえなければ、もう少し余裕があっただったのですが・・・。
でもまあ明日からの雨がこの肥料をしっかり効かせてくれるはずです。

今日で今年のスイートコーンの収穫・販売は終了しました。
結果はどうだったかというと、目標の2/3。
ということで大成功とはいきませんでしたが、何とかやっていける感触が掴めた1ヶ月だったと思います。

「果樹農家になる」ということで、生産法人を退職して3年になります。
家も農地もないという無謀な状況からのスタートでした。
日吉ダムでアルバイトをさせて頂きながら兼業で2年。
少しずつ使わせてもらえる農地も増えて、また、やれる人間がやっていかないと地域の農業が崩壊すると感じる状況になり、この4月から専業農家になりました。

この間、就農資金は減り続け、先月で底をつきました。
スイートコーンのお手伝いに来て頂いた方にお礼を支払うだけ残っていない。
あと使えるのは保険会社にいった学生時代の友人の付き合いで貯めた年金と生命保険。
まあ生命保険にまで手はつけられないので使えるのは年金のほう。
これを担保に融資が受けられるということで、少しだけ手をつけて急場はしのげた状況です。

でも目標にはいかなかったもののそれなりの売上は上げることができました。
お金が減り続けるという状況から、これまでの投資を 少ーしずつですが 回収する折り返しに地点にようやく来たのかなーという感じがします。

8月はあまり売り物はありませんが、9月になるとイチジクを少し出荷できるはずです。
そのあと黒豆の枝豆、さらにブロッコリー・カリフラワーと続きます。
黒豆の枝豆は今のところ絶不調。
ブロッコリー・カリフラワーは種をまいたばかり。
ということで余談はできない状況ですが何とか乗り切っていきましょう!

以前書きましたが、スイートコーンは8回播種したうち、現在7回目を収穫・出荷しています。
ゴールドラッシュのほうは全く問題がないのですが、ピュアホワイトが・・・。
昨日から今の区画を収穫しており、昨日は全然問題なし。
ところが今日は8割以上に皺が出てしまいました。
こうなると生で食べても本来の味からはだいぶ落ちてしまいます。
糖度も落ちて、皮も固くなり・・・。
もちろん一般の流通を経てスーパーの店頭に並んでいるものと比べると甘くておいしいです。
でもやっぱり「是非 生で食べてください!」と販売している当園では皺が出たら即規格外です。
2Lサイズでも3本入れて300円とかで販売させてもらっています。

そんなスイートコーンの販売ですが、残すところわずかです。
予定ではあと一週間。
ピュアホワイトも8回目がありますし、ゴールドラッシュは相変わらずのおいしさを保っています。
最後まで頑張りましょう!

今日も作業のほうは相変わらず。
とうか、収獲・出荷に追われて、後は最低限もできていない状況です。

前半は順調だった販売のほうも、後半はやや減速気味。
だったのですが・・・。
ここでまた救いの神出現です。

時々作業を手伝ってくれる若者の奥さんが「ポップ作りましょか?」って言ってくれて。
この人はメジャーなアイスクリームのチェーン店で店長をされていて、自分でポップも作っていたとか。
それで作ってもらって今日から使用しています。
それがこれ!
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なんかもうねー、なんでこんなにうまく作れるんやろ?
手作り感もあるし、直売所みたいなところではまさにドストライクではないでしょうか?
そのおかげもあって今日は販売は順調。
出荷に行ってもお客さんが少ない感じだったのですが、平日としてはこれまでで最高本数の販売となってしまいました。
効果あるもんですねー。

え?
私が作ったポップ?
いいじゃないですかそんなの。
見たい?
えー、見ない方がいいですよあんなもん。
えー、マジですか?
じゃあちょとだけですよ。
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何やこの差は・・・。

ということで、当園にも”ポップ担当誕生!”なのです。

いやですねー。
昨日、京丹波の夏は雨が降らないとか散々書いてしまいました。
結論から言うと、書いたとたんに雨が降ったようです。
さらに今日も朝からずっと厚い雲に覆われて、午後からしっかり降ってしまいました。
なんかこの前もそうだったんですが、「どうせ降らへんわ」と灌水したら雨が降るんです。
昨日もブルーベリーに灌水したらこのありさま。
ただの灌水だったら 無駄作業だったのですが、昨日は追肥も兼ねて液肥での灌水。
 「まあええかー」と思えはするのですが・・・。

ということで、圃場にはしっかり水が入ってしまいました。
基本的には有難いのですが、そうでない作物もあります。
それは黒豆。
土寄せは少し乾くまで中断せざるを得ません。

スイートコーンのほうですが、今採っている区画がさらに厳しい状況になってしまいました。
皺が出て、皮が固くなっているものがかなり多くなっています。
それでもまあ3本とか入れて安売りで販売できるのは直売所の有難いところ。
収穫したものは なんとか廃棄せずに販売ができています。

でもこのままでいいわけがありません。
現在の区画はまだ少し残っていますが、明日からは次の区画に移ります。
今日の夕方にはそれに備えて仕上げの追肥を行いました。

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