京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:農業よもやま > 田舎暮らし

幸い昨日の雨は大したことはありませんでした。
今日は地域の活動があり、雨の影響はなく予定通り行われました。

8:30集合で水利組合による溝の管理。
田植えに備えて農業用水が上手く流れるように周辺の草刈と溝さらい。
終わったのは11:00。

午後は13:30からシカやイノシシの防御柵の点検。
全長3kmで山に入ったり、藪をこいだりしながらの作業です。
終わったのは17時を過ぎていました。

これらの作業の前後や合間に草刈りとか細かい作業をしただけの一日でした。

でもこういった地域の作業に参加している人って、高齢な方が多いのです。
後継者がいない。
もう5年先が見通せない。
でも何とかしようとして本気で動いている人はいない。
これってこの地域だけのことではない。
京丹波町だけでもない。
一部の地域を除いて全国的にこうなってしまっている。
ご多分に漏れず、といったところです。

まずは”よそから来た新規就農者”として提案すべきことは提案をしていこうと思います。
結果はどうなりそうか・・・。
今の時点では何とも言えません。
というか何人かの人に少し話をしていますが、手応えなし。

でもこのままだと、先が見通せないのは当園も同じです。
まずは動いてみます。

少~し寒さが緩みだした感じでしょうか。
今日も最高気温は2桁。
10℃まで気温は上がったようです。
作業していてもすぐに暖かくなります。
ホウレンソウのトンネルも日中は開けておいた方が安心なくらい。
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予報ではこの1週間は、極端な冷え込みはなさそう。
でも長期予報ではこの先も例年よりは低めで推移しそうです。
そんな状況なので、タマネギにもトンネルをすることにしました。
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それから先程 ブロッコリーの4回目の播種を行いました。
そんな感じで相変わらずな松穂農園です。

が、何も進化しないわけではありません。
で、またDIY。
この冬はDIYであれこれ作業環境なんかを改善しているわけですが、こういうのって田舎では普通です。
業者さんに頼んだとか言うと、「そんなもん自分でせなあかんぞ!」みたいな言葉が返ってきます。

今回矛先が向いたのは、この洗面台。
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んー、年季入ってますねー。
多分この家が建てられた時に設置されたものではないでしょうか。
なので35歳くらいです。
とにかく新規就農で、農業機材や資材にお金がいっぱいかかります。
住居にはあまりお金はかけられません。
快適とかはほっといて、とにかく使えるものは使っていくということで、水回りもあったなりに使ってきました。

でもこの洗面台はもう限界。
蛇口が2つついていますが、1つは使うと水漏れして床が水浸しになるので、元栓を閉めている状態。
キャビネットの床も抜けています。

うちに手伝いに来てくれる人にも使ってもらうものなので、もう交換することにしました。
ただ、そうは言っても水道関係は蛇口の交換くらいしかやったことがありません。
こんな時に頼りになるのは彼。
はい、うちに業務用の冷蔵庫を手配したり、配線工事をやってくれたあの人。
いやー、高校の部活の仲間っていいもんですねー。
ヨコイワ電化ストアの社長、横岩君。
TELで水道関係の設備工事の注意点やらを教えてもらって作業開始です。

古い洗面台を撤去。
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止水栓も新しいものに交換。
この止水栓を洗面台のキャビネットの中に出さないといけません。
位置決めをしたらホールソーで穴開け(本格的やなー)。
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バッチリです!
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そのあと蛇口やら水道ホースやら、排水管やらを設置。
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いいんじゃないでしょうか。
振動ドリルで奥のタイルに穴を開けて固定しています。

ここまで出来たら、大元の止水栓を開けてメーターが回っていないか確認。
これでメーターが動いていたらどっかで水漏れがしているということで、必ずチェックするよう教えてもらいました。

で、ミラーを取り付けたら完成です。
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気持ちいい~♪

と、まあこう書くと、すんなりいったみたいですけど、結構 悪戦苦闘。
止水栓の種類やら、使う道具やら、使い方やら聞きまくりで何とか終わった感じです。

これまでは出来ることをやってた感じですが、今回のは初挑戦。
ということで松穂農園はまた進化してしまいました。

今朝は予報通りの雨。
昨日書いた通りこの隙に味噌の仕込みをやってしまいます。
昨晩つぶした黒大豆を持って師匠の家に。

私 「こんなもんでどうでしょうか?」
師匠 「・・・。」
私 「(うわー、怒られるんかなー。)」
師匠 「もうちょっと潰したほうがええけど、まあいけるやろ。」
ということでぎりぎり合格。
そのあと師匠が今年仕込んだ味噌樽を見せてもらって、この後の作業を教えてもらいました。

帰宅した後は麹と混ぜる作業から。
混ぜ混ぜ。混ぜ混ぜ。
混ぜ終わったのはこんな感じです。
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これを味噌樽に空気が入らないように入れていきます。
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このあとラップを被せて
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その上に塩と唐辛子。
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この塩と唐辛子も師匠に頂きました。

蓋をして仕込んだ日付を書いて包装紙を被せたら仕込みは完了です。
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出来上がるのは・・・。
2年後だそうです。
秋には使えるようになるそうですが、やっぱり2年置くのがベストらしい。
そして2年たったらどうなるか?
こうなります。
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師匠に頂いた完成品。
こうなるまでひたすら待つのです。
待てるかなー。

午後は相変わらずのタマネギの草ひき。
今朝の雨で引きにくいことこの上なし。
でもそれなりに進みました。
今日で半分まで終了。
この週末は天気がまあまあそうなので、そこで終わらせる予定です。
予定というか目標。
うーん。
希望ということにしておきます。

明日が木曜日でアルバイトは休みなのですが、天気が・・・。
作業は押しまくっています。
アルバイト先での仕事もちょっと一区切りしたこともあり、午後は休みを取らせていただきました。
まずは”挑戦!”の続きから。
昨日皮を剥き終えて水に浸してあった黒大豆を火にかけてタマネギ畑へ。
相変わらずの草ひきです。
6時前まで作業して帰宅。

まずは5時間ほど煮た鍋をチェック。
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一粒取り出して指でつまんでみます。
少し力を加えると軽く潰れます。
よろしいのではないでしょうか。
つまんだ豆を食べてみると・・・。
栗みたいな味で美味ーい。
これで酒飲めるなー、とか言う話は置いといて次の作業。
この後はこの豆をつぶす作業になります。

道具がないのでホームセンターへ。
最初は擦り棒を見てみましたが、意外と先が細くて潰すには使いにくそうです。
あれこれ物色しているとなんか使えそうな道具がみつかりました。
でも私は使ったことがない道具です。
「マッシャー」と書いてあります。
ちょうど店員さんが通りがかったので質問。
私 「これ何するもん?」
店員さん 「あー、ジャガイモ潰すときに使うんです。」
私 「味噌作るのに豆潰す道具を探してるんやけど・・・。」
店員さん 「使えると思いますけどねー。」
ということでマッシャーを購入して帰宅。

ここで今度は師匠にTEL。
私「茹で終わりました。明朝は雨で外で農作業は出来ないから、明日にでも潰します。」
師匠「冷めたら潰しにくいからすぐやって。麴と混ぜるのは明日でええから。」
私「は、はい。」
師匠「それからゆで汁は捨てたらあかんよ。麹と混ざりにくいとき使うから。」
私「は、はい。」

ということでマッシャーで豆をつぶしていきました。
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ちょうどおからみたいな感じです。
こんなもんでしょうか?
こんなもんでいいか師匠に明日見てもらってOKならいよいよ麹と混ぜていきますよ!

今日はガソリンスタンドに用事があったのでいつもより早く家を出ることにしました。
戸を開けると・・・。
え?
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なんか積もってるし。
雪って言ってましたっけ?

それにしても今年はほんまに多いです。
この先もまだあるんですかねー。
そろそろ止めてほしい。

ところで例の挑戦!の話。
とうとうむけました。
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今日もアルバイトから帰ってから昨日の続きをやってこの工程は終了です。
かかったのは4hくらい。
終わってみたら思っていたよりは大丈夫でした。
これまでさんざん「大変やー」と聞かされてきました。
普通の白い大豆から味噌を作る場合はこの工程はないので、それを知っている人からすると「大変やー」になります。
でも私の場合その経験はなし。
さんざん「大変やー」と言われていたのが幸いして「これくらいやったら来年も作ろかなー。」という感じです。
まあ作る量にもよるのですが。

この次はこれを茹でることになります。

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