京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2017 > 2017タマネギ

どうも昨日から思うように作業が進みません。
まあ昨日は仏滅なんで仕方ないとして、今日は大安。
張り切ってスタートしたのですが・・・。

イチジクの収穫の後、昨日の続きでブロッコリーの追肥。
液肥を考えていましたが、今回の追肥は花蕾が発生するまでしっかり効いて欲しいので固形肥料にしました。
そのままだと効かないので後から灌水することにしました。

ところが思っていた以上に草が伸びていて除草しながらの追肥になり時間がかかります。
さらにもうすぐ昼という頃にTEL。
「今日やろか?」

実はカリフラワーの圃場周辺の電気柵に不具合があり、修理をすることになっていました。
ただ、その区域はみな水稲です。
稲刈りまで終わっていて、栽培しているのは私だけ。
なので一人でやることにしていたのですが、お隣の圃場の方が手助けを名乗り出てくださったというわけです。

今日は手一杯で電気柵は後日と考えていたのですが、せっかくなので手伝ってもらってやることにしました。
13:00から作業開始。
1時間もあれば・・・と考えていましたが、結構手間取って家に戻ったのは15:00を過ぎていました。

ブロッコリーの追肥の後は、管理機で中耕して灌水と考えていましたが、もうそんな余裕はありません。
作業を切り替えて防除に移りました。
ひどいのはこんなんです。
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こういう喰い方するのはアオムシではなくてヨトウムシです。
アオムシに比べて一つの株にたくさんついて、しかも食欲旺盛。
夜に活動することが多いのですが、葉を食べる音が聞こえると言われるくらいです。
今のところ数株ですが、やっぱり防除を急がないといけません。
ブロッコリーとカリフラワーのそれぞれに農薬を散布したところでほぼ日没。

夜はタマネギ(中生)の播種をして今日の作業は終了です。

午前中の作業はイチジクの収穫の後、昨日の続きで黒豆圃場の草刈り。

午後はある許可の申請に行ったり、イチジクのサンプルをレストランに届けたり。
レストランではブルーベリーやイチジクの加工について相談してきました。
何年か前から農業では6次産業とか言って、法人も含めて生産者が農産物を加工して販売する動きがあります。

生産(1次産業)、加工(2次産業)、流通販売(3次産業)。
足したら6になるというんで6次産業というのが提唱されました。
(有機的・総合的結合を図るものであるとして掛け算だと再提唱されたそうです。)

少しキズが付いたり形が悪かったり。
そういった農産物を加工して販売することで、ロスを少なくするという点では賛成です。
ただ自分で加工するというのは私の場合ピンときません。
そもそもそういう技術ないですし・・・。
やっぱり「餅は餅屋」というか、加工のほうは専門家に任せて私のほうは生産に徹したい。
傷はついていても味は最高。
そういったものを託して、最高のジャムやソースに仕上げてもらう。
そういう方向でやりたいです。
今日はその第一歩。
「相談できるか」の確認という程度でしたが、これから少しずつ話し合っていきたいと考えています。

夕方からはタマネギの苗場の整備。
草を刈った後、育苗スペースを耕耘して肥料をやります。
他の作物は土の上に直接置いたりしませんが、タマネギは違います。
育苗トレイの下の穴から根が張っていけるように土の上に。
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昨年はこの育苗が上手くいきませんでした。
同じ失敗を繰り返さないように定植までじっくり育てていきます。

夜はタマネギの出荷準備をして今日は作業終了。

明日から週末にかけて雨予報でしたが、予報を見るとまとまった雨はなくなっています。
このところ台風も含めてですが、定期的に雨がありました。
定植とか追肥に上手く噛み合っていたのでちょっと残念です。
でもまあ いつまでもそう上手くはいきません。
なるようにしかならないので合わせていきます。

今日は予報通りで降ったり止んだりの一日でした。
作業のほうも屋外作業ではなく屋内での作業。
ほぼタマネギの出荷調整と出荷をしていました。

草刈りが一段落して昨日から久々でタマネギの出荷をしています。
絶不調の状態から何とか出荷できるように頑張ったタマネギ。
これまで乾燥してきて中生については甘みも増して、一番おいしい時期ではないかと思います。
お盆ということで直売所のお客様も多く、出荷した分はほぼ完売できているようでやれやれ。
ただ全体に球は小さくキロいくらで価格設定しているので、儲かるというわけではありません。
種代とか、定植作業の人件費とか、使った費用をどこまで回収できるかでやっている状況です。

他の作業はブロッコリーとロマネスコの播種を行いました。
ブロッコリーは前半の品種は今日で最後になります。
とても美味しい品種なのですが弱点があって・・・。
アントシアンです。
霜にあたったりすると赤みを帯びてしまうのです。
茹でると消えますし、色素の問題なので食べるのに害があるとかではないのですが、商品としてはどうしても価値が落ちます。
それで後半に収穫するのはアントシアンが出ない品種に切り替えます。

ロマネスコも今日で最終。
ブロッコリーに比べて生育に時間がかかるので、今頃に播種した分が最終となります。

今日はブルーベリーの収穫からです。
これが結構難しい。
果実は例えばこんな風になっています。
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大体が実の先のほうをこっちに向けてるでしょ?
でも見ないといけないのは実の付け根のほうです。
こっちから見て青くても、付け根のところが微妙に赤みが残っていることが多いのです。
食べてみると、やっぱりまだ酸味が強い。
酸味だけではなく、品種によっては風味が大きく違ってしまいます。
慎重に付け根までしっかり青いか確認しながら収穫します。
ですので結構時間がかかっているんです。
まあ私も今年初めて収穫しているので、慣れていないと言えばそれまでですが・・・。
収穫後のパック詰めなどの作業も含めて工夫していかないと、なかなか採算が合いそうにありません。

で、今日収穫した分はすべて昼までに出荷。
昨日よりは少し多く、16パック。
先程結果がメールできましたが完売したようです。

午後は昨日書いた通り、ほぼタマネギを吊るす作業。
これも意外と手間がかかるんです。
吊るすだけならまだあれなのですが、吊るすときに皮を一枚めくります。
一番外の皮には土がついていることが多く、残していると乾燥中に傷んでしまう原因になるそうです。
で、今日はこれだけ。
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夜は明日の作業の準備をしました。
これまでの渇水で、いろいろな作業が遅れてきています。
ですので明日はシルバーさんに来ていただいて、少しでもキャッチアップするようにします。
やることは色々あって優先順位が高いものからやっていきますが、上手く作業が進めば、電気柵の設置も行う予定。
サツマイモのところがまだ電気柵ができていないんです。
今日は支柱に碍子を付けて作業終了です。
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久し振りに圃場にしっかりと雨が入りました。
雨の日は気が抜けて良い感じなのですが、今日は格別。
何でしょうか、この安堵感。
なんか楽園にいる気分です。(?)
とにかく今年は梅雨入り前から雨が少なくて。
梅雨に入って安心してたらさっぱり降らず。
近所の年配の方も「こんなん初めてや・・・」。
でもそういう日々もいったん終わりました。
まあこの先は逆に雨ばっかりで日照不足になるんちゃうかとか、悪いことを考えがちなのですが、 そこはみな平等。
やれるだけの対応をしていくしかありません。

そして今朝も二度寝。
体力的にはこの前に二度寝したばかりなのでそうでもないのですが、せっかくなので。

ところで安堵もいいのですが、心配なこともあります。
黒豆の苗。
昨日無事に圃場を作り直したわけですが、実は苗の調子が良くありません。
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発芽率も良いとは言えないうえに、その後の生育が良くない。
双葉が開きかかってるでしょ?
なんかこの状態から先に進まないんです。
双葉が開いて、本葉が出てようやく定植になります。
昨年でいうと同じ日に種蒔きをした苗を23日に定植しています。
でも今年はとても無理。
これは私だけではなくて、いろんな人から同じようなことを聞きます。
種を購入したJAにも問い合わせましたが、今年は夜温・湿度が足りないという回答。
まあでも、とにかく続けていくしかありません。
夜温が下がる日は、昨日設営したトンネルで今後対応します。

今日の作業ですが、昨日収穫したブルーベリーの出荷準備と出荷。
出荷はわずか(8パック)でしたが、完売したようです。

あとはタマネギ。
日中はひたすら吊る作業。
早くやってしまわないとタマネギが痛むので、急がないといけません。
明日もこの作業が中心になります。

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