京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2016 > 2016ブロッコリー

今朝もブロッコリーの収穫から。
いくつ穫れたか?
ゼロですゼロ!
でも何か問題があったわけではありません。
逆に一時期に比べだいぶ品質が改善してきました。
これまでは花蕾がゆるく、少し小さめで収獲してきました。
でも今は軸も太くなり、花蕾も締まってきました。
そこで収穫サイズを大きくして昨年並みにすることに。
で、収獲には行ったものの 今日はまだ待つことにしました。

これまで販売してきたのはスーパーで販売されているのと大体同じサイズです。
軸を長く付けて販売するのも同じですが、大きくするのは輸送効率が悪い。
これって生産者とか流通の都合です。
でも私は直売所での販売を中心とする農家です。
それは軸を長く付けようとしたら出荷調整も手間になったりはします。
でもそれは少しのこと。
ちょっと頑張れば済む話です。

恐らく明日も待って、明後日から出荷再開となるのではないでしょうか。

ブロッコリーの収穫の後は電気柵の続き。
今朝は3段目が終わって、ラスト4段目が半分くらいできました。
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明日の朝で作業は完了します。

そしてブロッコリーですが、数日前から出荷を始めています。
で、出来のほうですが正直なところよくありません。
恐らく9月の日照不足の影響で株が小さくて心配な点は書きましたが、実際に収穫してみると・・・。
軸が固くて細い。
当園のブロッコリーの特徴は何といっても軸。
ここがバーンと太ってしかも柔らかくて甘い。
これが最大のセールスポイントです。
ところがそれが・・・。
さらに何かストレスを感じているらしく、うっすらとアントシアンも出ています。
もう「うちのブロッコリーじゃない」っていう感じ。

とにかくこちらもできることをやっていくしかありません。
やっぱり追肥。
この先の収穫分の品質を少しでも上げるために続けていきます。
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ところでロマネスコ(カリフラワー)ですが、ようやく花蕾が出現しました。
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この先どうなるか不安はいっぱいです。
とにかく今の当園の技術でやれることをやっていくだけです。

今日から3連休です。
もともとは、今年はできたら5日くらいから出荷できないかなーとか考えていました。
でもこれまでの雨や曇天続きで日照がなく、あれこれリカバリーを試みながら収穫を見合わせています。
そんな中、1株抜いてみました。
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莢の数も、膨らみもOKです。
問題は味。

試食してみると前回と比べてかなりそれらしい味になっています。
一番おいしくなるのはもう少し先になりますが、十分な味になっているように思いました。
よろしいのではないでしょうか。
明日から出荷していくことにしましょう。

その前に習い事。
枝付きで出荷するのに株を紐で縛ります。
これには”男結び”という縛り方が最適なのだそうですが、実は結び方を知りません。
こんな時に頼りになるのはやっぱりあの人。
山本義男さん。
この人です。
義男さん
義男さんはいわゆる ”何でもできる” 人。
様々な仕事を経験されているので何をやってもとても上手です。
男結びはかやぶき屋根の葺き替えで覚えたのだそうです。
お手本を見せてもらって真似しようとしますが、これがなかなか。
「え?」「あ?」「ん?」とか言いながら何回もやり直してようやく結べるようになりました。

作業のほうですがまずは追肥。
午後から雨マークで夜中には結構な雨量が予測されています。
そのあとは暫く晴天が続きそうです。
今日しかありません。
黒豆の収穫は2週間ほど続きます。
最後まで美味しくなり続けるようにまずは黒豆に追肥を行いました。
これで午前は終了です。

午後はブロッコリー・カリフラワーにも追肥しました。
ブロッコリーは花蕾がだいぶ大きくはなっていますが、やはり株自体の大きさは今一つ。
これだけ日照がなかったのだから仕方ないのですが、この先収穫まで心配は続きます。

そのあとはブルーベリー畑の草刈りの続きを日暮れまでやって今日の作業は終了としました。

台風から一夜明けて、今日は穏やかな一日となりました。
このところ雨、曇天ばかりだったので、久しぶりに作業を進めるチャンスです。

黒豆の枝豆の収穫がすぐそこまで迫っています。
出荷が始まるとてんてこまいになるのでそれまでにほかの作業を進めていきます。
まずは草刈り。
圃場で夜明けを待って作業をはじめます。
ブルーベリー畑が一番刈りたいところですが、ここは民家が近い。
早朝は民家が遠い黒豆とブロッコリーの圃場から草を刈ることにしました。
ここも全部やると半日では終わりません。
あまり時間はないので防獣ネットをめくらない範囲で草を刈りました。
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ブロッコリーですが思ったほど強風による被害がなくやれやれです。
正直ある程度覚悟していたのですが、京丹波町は暴風まではいかず、土寄せなんかの対策でなんとかなりました。

状況ですが、最初に定植した区画は順調に花蕾が大きくなってきています。
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そして2回目の区画も花蕾が出現しました。
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ここには次の雨を狙って追肥を行います。

雨ばかりだった9月の後半でしたが今日から10月。
予報では今日、明日は雨もひと休みのようです。
しかし次の台風も接近が予想されています。
雨が降り出す前にやれることをやっていきます。

ということで、今日は黒豆とブロッコリー・カリフラワーの病害虫対策が主な作業となりました。
これだけ雨が多くて晴れ間がないと、とても病気が出やすい状態になります。
その予防として殺菌剤を散布しました。
病気の怖さは今年流行したタマネギのベト病のことを考えていただければお分かりいただけると思います。

そのあとは黒豆に殺虫剤の散布。
ここまで害虫の防除は概ね上手くいっています。
最後まで手は抜けません。
しかし農薬は絶対残留させられない。
枝豆の出荷は2週間ほど行います。
出荷の日程を考慮して、散布しない部分、早く切れる部分、しばらく効いている部分の3カ所に区切って作業を行いました。
正しく農薬を使うというのはこういうことです。

そして今日、今年の枝豆をはじめて試食しました。
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これから味がのってくる黒豆。
出荷開始は1週間後の予定です。
さらに、日照が少なく味が良くするにはとても厳しい条件です。
そんな中で、光合成を補う肥料を使用したりして対処している状況。
結果は・・・。

ま、まだまだです。
もちろん丹波の黒豆の枝豆の味ではあるのですが、やっぱり違う。
味を見ながらですが、天候の回復を待って少し出荷開始を遅らせるかもしれません。

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