京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2014 > 2014 ホウレンソウ

18日にかけて天気が荒れる予報なのでまずはホウレンソウのトンネルを補強しました。
風でめくられないようブロックで押さえます。
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結構これくらいで効果があります。

そのあとは来年に本格的に営農するため、身辺の整理です。
まずはゴルフ場の会員の退会手続き。
ゴルフはメーカー勤務時代の趣味で、コースには月に2~3度足を運んでいました。
しかし前職となる農業生産法人に転職してからの約4年は結局1回もコースに行くことはなく、最初の年に練習場に数回行った程度で、年会費だけが無駄に発生している状況。
今思えばゴルフ自体も好きだったのですが、ゴルフ場という場所が好きだったようにも思います。
都会で暮らしていると休日に緑の多いゴルフ場に行くと本当に気持ちいい。
ところが自然に囲まれた生活になり、やりたいことを仕事できた今、「ゴルフしたい」という気持ちになることが殆どありません。
今後もし再開するとしてもそう頻繁に行くとも思えず退会です。

次に自動車。
今は農作業用の軽トラとは別に自家用車を所有しています。
今年はじめて自分で出荷をしてみて、出荷用の車両はやはり準備したいと考えています。
軽トラは振動が強く製品が傷みやすい。
また、出荷したものが余計なもの(虫など)と接触して汚染させないためにはシートをかけるしかない。
でも、毎日、多い日は何度も走る出荷のたびにシートの洗浄・・・?
さらに雨の日を考えると軽バンのような車両がやっぱり必要です。
でも3台はとても維持できないので今の車を売却するといくらかになりそうかインターネットで査定を依頼しました。

あとはJGAP指導員の資格を更新するため、インターネット研修の資料を手配しました。
JGAP(Japan Good Agricultural Practice)というのは食の安全や環境保全に持続的な取り組みを行っている農場に与えられる認証です。
出荷用に軽バンを準備するというのもこれに関連があります。
なかなかハードルが高く、日本では普及に時間がかかっていますが、今後私が農作物の生産を生業にするうえで、お客様に安全性を訴求する核になるものです。
実際に認証を取得するかは検討中(さまざまな資金が必要なので)ですが、まずは指導員の資格は更新することにしました。

午後は認定農業者申請のため普及所で情報収集を行ったりしました。

しばらく寒さも緩んでいましたが、今日は冬の到来を感じさせる一日でした。
日中も気温が上がらず、真冬のよう。
さらに明日は予報ではマイナス4℃
京丹波町に来て5回目の冬ですが12月の初旬でこの気温は記憶にありません。
ちぢみほうれん草もいよいよ甘味を増してきます。

今日の作業ですが、ホウレンソウは肥料を利かせるためもあり 昨日まで雨をあてましたが、トンネルをもう一度かけました。

午後はパートの面接。
何とか採用してもらえればよいのですが、結果は1~2週間後だそうです。
そのあとは細々した雑用で一日が終わりました。
ここ数日は一時と比べて少しゆったりと時間を過ごせるようになっています。

家探しをしていますが、希望に合いそうな家が見つかり、明日は中を見せてもらう予定です。
実は京丹波町での家探しは4年以上やっています。
前の農業生産法人で働くことが決まった際に、入社前に賃貸ではなく家を見つけて引っ越そうとして以来です。
結局アパートで暮らしながら家探しをしましたが、見つかりかけては話が流れてでここまできました。
農業生産法人を退職することに決めて、今年の2月から改めて色々な人に声をかけて家探しをしましたが、家の中まで見ることになったのはこれが初めてです。

何とか話がまとまりますように・・・。

ここ数日は果樹園の造成にかかりっきりで畑のほうは収穫くらいでしたが、今日はどっぷりできました。
ブロッコリの収穫・出荷のあと、まずは近日収穫開始予定のちぢみほうれん草への葉面散布。
葉面散布というのは肥料を利かせるための、何というかカンフル剤的に利かせるやり方です。
普通のホウレンソウは暖かい時期だと3週間くらいで収穫できますが、ちじみホウレンソウはじっくり3か月ほどかけて育成します。
すると肥料が切れますので、ちょっと元気にするために施しました。

そのあとは通常のホウレンソウの3回目播種分の間引きと追肥・中耕を行いました。
間引きは前回播種分より少し慣れてきた感じがします。
収穫作業を経験したので、収穫をイメージしながら作業をするというか・・・。

次は1回目播種分の反省から生産でのロスを減らすための作業です。
2回目と3回目播種分の苗に対し、病気や害虫にやられないように防除のための薬散を行いました。

そして最後にタマネギの定植。
主なものはこれまでに定植済みですが、試験的に育苗した苗を植えました。

このあとは雨予報ですのでそれまでにやりたかった作業は概ねできました。
盛りだくさんでしたが、それなりに充実感のある一日でした。

今日はホウレンソウの初出荷でした。
一般に販売されているのは200g入りですが、平均220gで出荷しました。
(この20gでボリュームが一気にアップします。)
一つ150円。
売れ行きは明日の朝に確認します。

出荷の後はタマネギの次の定植に備えてマルチ張りを行いました。
そして15時からは明日の出荷用のホウレンソウの収穫。
まあまあと思っていたホウレンソウも実際に収穫してみると細かな不具合(虫食い等)があります。
そういった葉を取り除きながら収穫していくので時間がかかります。
その後 根についた土を水道水で洗いながら最終チェック。
袋詰めとバーコードのシール貼りまで行い、できた商品は3,000円分。
4時間かけてこれではちょっと話になりません。
作業効率の向上のためにもまずは秀品率の向上が求められます。

果樹園の造成で伐採した木の焼却をできるだけ進めるのが今日の予定です。
作業計画は木の伐採は義男さんに任せ、自分はひたすら焼却。
ところが今日の未明の天気予報は、雨に変わってしまいました。
 6時 晴れ
 9時 弱雨
12時 弱雨
またかー。
しかし早朝に強い火を付けられればまだ可能性はあります。
で6時前にアパートの玄関を出ると・・・。
ゲ、もう降ってる。
またかー。
現地に急ぎ焚き付けの紙などを準備すると、しっかりした雨に。
とりあえず点火を試みるもやっぱりダメ。
仕方ありません。
今日はタマネギの定植を中心に作業することにしました。
まずは義男さんに今日の造成作業の中止を連絡。
タマネギの定植にシルバーさんをアサインしていましたが、土が湿り作業効率が良くないので来てもらうのは明日に変更です。
8時にシルバーセンターに日程変更を連絡。
今日のところは自分一人で定植作業を進めることにしました。
やはり土が湿って作業がはかどりません。
(苗を植え付けるのに手に泥が付き、その泥に根がついてきてうまく土の中にしまうことができません。)
一人でぶつぶつ言いながら作業をしていると、なんか手元が明るくなりました。
ゲ、は、晴れた。
とにかく作業を続けるしかないので昼休憩も程々に13時過ぎまで定植して約800株終了。
タマネギ定植中
その後失業認定を受けに園部のハローワークに。
手続きが済んで京丹波町に戻ったのが15時。
ホウレンソウをこれから収穫し、明日から出荷するので計りを買いにコメリへ。
しかし、いつも売っているはずの計りが今日は売り切れ。
また園部のコメリに逆戻りで京丹波町に戻ったのが16時。
まだ大丈夫と畑に向かっていると”ザー”。
なんで?晴れてるのに。
結局収穫はあきらめ、作業はここまでとしました。
きっと明日は晴れますよ。
たぶん。

PS.
ホウレンソウの3回目の播種分がようやく発芽しました。
気温が下がってきており発芽も少し遅れたようですがホッとしました。
ホウレンソウ発芽
2回目播種分はトンネルの効果もあり順調です。
ホウレンソウ成長中

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