京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2019年01月

今日はタイトルのまんまです。
獲れました。
そこそこのサイズのメスジカ。

1月5日以来ですからねー。
まあ、ひとまずやれやれという感じです。
獲れる獲れないに関わらず.、罠の点検・管理というのは毎日必要。
20日以上獲れていないので、成果の上がらないまま時間だけかかっていたところでした。
(獣の気配自体がなくなっていたので成果が上がっていたといえば上がっていたのですが・・・。)

今日は前に書いた罠の改善をしていないところでかかりました。
このところ複数の個所で空はじきをしています。
でも今日は他の罠は踏んでおらず、ここだけでした。
なので罠の改善が有効かどうかはまだ暫くやらないとはっきりしません。

猟期もあと半月となりました。
農繁期になる猟期のうちに蓄積できる技術は蓄積していかないといけません。

京丹波町も寒波は過ぎ去りました。
昨日はこの冬一番の雪!

といってもこれくらいです。
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やっぱ、例年に比べると少ないです。

でもこれくらいでも降ってくれると助かることがあります。

あ、シカや!
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ということで、雪の後は獣の動き具合がわかりやすいのです。

あ、まだここ入っとるなー。
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で、足跡をたどっていくと・・・。

ここから入っとるわ。
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みたいな感じで、この先に罠を仕掛ける場所がいくつか特定できました。

で、今日ですが捕獲のほうは相変わらずで空はじき・・・。
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こっちも。
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やっぱり今のままでは捕獲は無理そうです。

どうもかかってから外されたというより、くくる前に足を引っ込められている感じです。
やっぱり寒さで罠の動作が良くないようです。
それで罠を少し改良することにしました。

これまではこんな感じです。
くの字に曲がった金具がついていますが”くくり金具”という部品です。BlogPaint
この金具があることで くくった後の緩みを防止してくれます。
でもワイヤーがしまるときに抵抗になるので、動作がその分遅くなります。
それでこの金具は取っ払うことにしました。
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仕掛けている罠の半分を変えてみました。

この結果を見て、ダメだったらまた何か考えないといけません。
罠猟の技術向上は、こんな感じで経験を積み重ねていくしかないですかねー。

シカ・イノシシの捕獲を進めているわけですが、このところさっぱり獲れなくなっています。
1月5日にシカが獲れて以来、全く獲れていません。
獲れていないというより、どうも来なくなっている感じなんです。
出入りのありそうな数ヶ所に10基のわなを仕掛けています。
その付近に餌を撒いているのですが、シカやイノシシが食べなくなっているのです。

でもまあ考えたら一番獲れていたころのように餌は毎日完食で1日か2日おきに獲れる状態って、相当獣が多い状態です。
捕獲を進めることで獣が警戒してこの地域に寄ってこなく出来ないかという狙いだったので、まあ思惑通りと言えもするのですが・・・。

ところが一昨日あたりからまた餌を食い始めています。
「今日くらいかかるんちゃうかー」と、今日も罠の見回りからスタートしました。
でも結果は最悪。
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また空はじきです。
しかも、ここだけではなくて合計3カ所で空はじき。

何ですかねー。
厳冬期は土が湿って仕掛けの動きが悪くなって空はじきしやすいという話は聞いたので、罠を隠す土を薄めにしたりしてはいたのですが・・・。
あんまり寒いとバネ自体の動きも悪くなるということもあるそうですし、仕方ないのかなー。

それにしても空はじきした罠を仕掛け直すのって、ガッカリしながらやるのでほんま憂鬱です。
おまけに3つもあるので、超ブルーな朝となってしまいました。

で、このあとは気を取り直して農作業。
どうも今年は雨の量が少なくて渇水気味になっているようです。
灌水とかで使用する水は地域の共用の井戸水を使っているのですが、どうもこの井戸が枯れかかっているみたいで節水の依頼が来ています。
レタスに灌水したかったので、川の水を使うことにしました。
水利権があるのはブルーベリー園に来ている水なので、そこで汲むことにしました。

行ってみると・・・。
うわ、またブルーになるー。
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水が来てないやないですか。

150m程上流にある井堰からこの水路に水が来るのですが、川砂や砂利がどっさり堆積して水を止めてしまっています。
こうなると力仕事の溝さらいです。
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水路の右側に積もっているのが取り除いた砂と砂利。

およそ2h程ひたすらやってようやく水が来るようになりました。
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あとはポンプを据えて水を汲む準備は完了。
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今日は生育が遅れがちな3回目を中心に灌水しました。
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夜半過ぎから雪になるようです。
さらにこの先1週間は雪マークがいっぱいついています。
大雪になると嫌ですが、渇水でなくなるほうが今は優先です。
とりあえず期待しましょう。

昨日、今日と好天に恵まれ、気温も上がって良い感じの京丹波町です。
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どこが好天や?

いや違うんです。
実は晴れなんです。
晴れの日ほど霧が出やすいのが丹波地方の特徴。
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写真は朝の9:30頃ですが、ちゃんと太陽があるでしょ?

この霧が晴れるとあっという間に気温が上がるので、その頃を見計らってトンネルを開けていきます。
(ほんと霧が切れだしたと思ったらあっというまに晴れるんです。)

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でこの2日間はこのレタス畑の作業が中心でした。
まずは病害虫の防除。
全体には良い感じで来ていますが、少し病気が散見されるようになりました。
特に菌核病というのに注意が必要です。
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写真でいうと左が健康な株。
真ん中が発病してしまった株。
一番右は前回の防除の時に発病していて抜き取ったとこです。

野菜を病気にする病原菌ってそこら中にいます。
弱っている株は羅病しやすく、菌の密度が高くなるような環境ではそれがどんどん広がってしまいます。

人間が病気になるときと同じですね。
なので予防するということが大切になります。
そのために写真のようにこまめにトンネルを開けて換気をしたりしますが、それだけではなかなか抑えきることが出来ません。
それで病気が広がらないように定期的に殺菌剤で予防します。

それから灌水。
昨年の10月から乾燥気味に推移しています。
12月は雨の日が多かったのですが、降水量はあまり多くはありません。
さらに年が明けてからは晴れの日が多くなってきて、ちょっと水が足りない状況です。
手間はかかりますが、やればしまいの作業です。
1回目の収穫が近付いてきています。
高品質なレタスを出荷できるよう、液肥で灌水しています。

昨日、今日とタマネギの作業を行っています。
昨日は草ひき。
今年の作付けは5000個程度ですが、この株元に生えだしている草を手でひいていく作業です。

そして今日は追肥。
これまた一株ずつ肥料を施していきました。
この追肥ですが、来月・再来月も行います。
ここまでが”大きなタマネギ”を育てるための追肥。
その先は異なる肥料を使って、”美味しいタマネギ”を育てるための追肥に移っていきます。

今日の追肥は15時頃にはやり終えたので次の作業。
シカが侵入している形跡があり、その対策です。
タマネギってシカは食害しなかったのですが、チラホラ程度ではあるのですが葉をかじるようになっています。

この圃場はいわゆる”鳥獣保護区”の中にあります。
もちろん電気柵で囲ってはいるのですが、まれに電気柵に慣れてしまう獣がいるのです。

タマネギの一部はトンネルをして早めに生育させる予定なのですが、支柱の資材だけ立てていきました。
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こうしていつもと様子が変わると暫くは獣は警戒して近付かなくなります。

有害駆除が始まれば保護区の中でも捕獲が行えるので、それまではこうやってしのいでいくしかありません。

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