京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2018年12月

京丹波町はこの冬はじめての積雪となりました。
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といっても大きな雪ではありません。
2cmくらいでしょうか。

でもこういう景色を見ると「冬本番やなー」と思います。

レタスのトンネルにも雪が積もっています。
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このあとどれくらい降るかわからないので、念のために雪をほうきで落としておきましょう。
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それから寒さ対策が遅れていた作物があります。
ハクサイです。
少し雪が積もってしまいましたが、その上から不織布をべた掛け。
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暫くこのままにして、この寒波が過ぎたあと また収穫を進めていきます。

それ以外では今日からニンジンの収穫を始めました。
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10月頃は平年と比べてニンジンの値段がとても高かったのですが、今は逆に安くなっています。
ということで、なかなか儲かりませんねー。

ところで懸案のシカ・イノシシの捕獲。
今日もまた空ハジキしてました。
この状態がいつまで続くのでしょうか・・・。

先日は余計なことを書いてしまったみたいです。
シカが順調に捕獲できるようになってるのに、後処理が苦手で「しばらく憂鬱」とか。

その後どうなっているかというと、今日まで一頭も捕獲なし。

あの記事を書いたのが20日ですが、その日もシカが一頭捕獲できていました。
でも実は他の罠で”空ハジキ”というのが起きています。
獣が罠を踏んで、罠自体も動作しているのですがちゃんと括れずに逃げられてしまいました。
釣りでいう”ばらした”と同じような感じ。

今日も起きてしまいました。
罠の点検に行くと・・・。
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これ見ると”がくっ”てなります。

でも今日だけではないんです。
20日から始まって、今日まで5回連続の空ハジキ。

夜間に山の中を歩く獣って、走り回ったりしていません。
ソーっと抜き足、差し足、忍び足みたいに歩いています。
踏んだところに違和感を感じるとすぐに足を引っ込めます。
敵もなかなかやるもんです。

関心ばかりしていても仕方ないので元に戻しましょう。
こんな感じで埋めて・・・。
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あとは土や落ち葉を被せてカモフラージュします。
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明日からまた復調しますように・・・。

週末頃から強い寒気が入って来るようです。
予報では金曜日から京丹波町は雪になり、しばらく居座りそう。
そうなると病害虫の防除が難しくなるので、一昨日あたりから作業を進めています。
そのなかで今日は一番大変なレタスの病害虫防除を行いました。
何が大変かというとトンネルをめくって、農薬を散布して、またトンネルを被せないといけません。

まずはトンネルをめくります。
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初めて栽培していますが、今のところ順調そうです。
1回目播種分はこんな感じです。
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結球も始まっていますよ!
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農薬を散布した後はまたトンネルを被せました。
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10時半頃から作業を始めて、結局すべて終わったのは17:00。
半日以上かかってしましました。
でもトンネル栽培ってどうしても病気が広がりやすいので大変でも防除は抜かりなくやっていかないといけません。
これでしばらくは安心です。

話は変わりますが、試験的に栽培している作物の収穫もここ数日で行っています。

カブ。
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まずまずではないでしょうか。

あと九条ネギも。
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販売してみて、来年以降の作付けを検討したいと思います。

また長いこと更新を休んでしまいました。

農作業のほうはあまり変わりのない日々です。
今 収穫しているのはブロッコリー、白菜、ホウレンソウ。
それに保存しているサツマイモを加えて、少しずつですが出荷が出来ています。

でもちょっと憂鬱な日々になっています。

11月15日に猟期に入ってからは積極的にシカやイノシシの捕獲にあたっています。
主にわな猟で行っていますが、最初の頃はなかなか上手く捕獲できませんでした。
最初の一頭目を捕獲するのに2週間かかりました。
その次がそれから10日後。
3頭目がさらに1週間後。
なかなか難しいもんやなーと思いながら、罠の業者さんに話を聞いたり、ネットで検索したり。
少しずつやり方を改善していくうちに、4頭目からは1~2日おきに捕獲が出来るようになっています。
それで、ここまでシカが7頭、イノシシが1頭という実績です。

これだけ読むと「何が憂鬱?」と思われるかも知れないのですが・・・。
捕獲した後の作業を自分でやるようになっているのです。
前は、捕獲したらジビエ用の肉として加工する業者さんに引き渡していました。
この場合、捕獲できたと連絡するとあとはほぼその業者さんがやってくれます。
ところがその業者さんが処理場の拡張工事をすることになって、1月中旬までは引き取ってもらえない状況なんです。

野生動物を捕獲するにあたって自分で決めたことがあります。
それは無暗には殺生をしないということです。
そのために二つのことを実践しています。

一つは可能な限り農作物に被害を与える個体を駆除するということ。
シカもイノシシも基本的には山の中で生活しており、一部の群れが人里に依存した状態になっています。
そういう群れを狙うのです。
なので山裾に近いところや人間の生活圏に侵入するところにしか罠は仕掛けていません。

もう一つは、ちゃんと食肉として活用するということ。
先述の業者さんに引き渡すと、きちんと食肉として流通させてくれます。
でも今は引き取ってもらえないので肉を取るところまで自分でやらないといけません。

具体的にどんなふうにするのかは書きませんが、まあ大体想像されるようなことです。

朝 点検に行ってかかっていたら「ヨシ!」と思います。
でも次の瞬間に「あー・・・」となって、作業を終えるまでは苦痛なだけ。

言っても仕方ないんですけどねー。
でもやっていくしかありません。

寒くなってきましたねー。
真冬の寒波が来ているらしい。
それで畑も冬支度を行っています。

特にやらないといけないのはレタス。
いちばん最初に植えた株がこれくらいになっています。
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レタスってまずは暑いのが苦手です。
夏場も出回りますが、長野の涼しい高原とかで栽培されているもの。
しかし暑くなければよいというわけでもありません
暑さには弱い作物ですが、寒いのも苦手です。
生育適温は20℃前後とか。
ですのでこの先は保温が重要になります。

それで例によってトンネルを設置しました。
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暖かそうですねー。
内側に不織布をかけて、外を穴の開いたビニールで被覆しました。
暑いのも良くないので熱を逃がす穴開きのビニール。
ビニールの内側についた水滴が作物に落ちたりしないよう、内側に不織布という作戦です。

今年は暖冬傾向ということですが、油断はできません。
あくまで「平均すると」ということなので、冷え込んだり大雪になったりもあるはずです。
まずは一般的にいわれている方法を試しています。
これでどうなるかを観察して、必要なら次の手を打つことになります。

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