京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2018年07月

7月最終日となりました。

結果は目標には遠く及ばなかったものの、何とか来月につなげたかなーという感じです。
売上でいうと目標の半分です。
でも6月も含めた売上は昨年よりは微増となっています。

この夏の豪雨や、異常な高温。
それを思うと、”良し”としてよいのではないかと思います。

農業って圃場準備から収穫・出荷まで一人でやり切ろうとすると、まず食べてはいけません。
忙しい時期には人手を頼ることになります。
それで今月も数名の方にお手伝いいただきながら収穫と出荷を進めてきました。

最終的には今月は7名の方に手伝っていただきました。
実は5月中旬時点で手伝っていただけそうだったのは2名。
このお二人は基本的にはお仕事をお持ちで、「その合間に・・・」ということでした。
このままではやってはいけないところだったのですが、一人見つかり、また一人・・・。
またその方のご紹介で、また一人・・・。
そうして最終的には今の体制になって何とかしのげたかなーという感じです。

なので、お礼はするとして、それとは別に何かしないといけないですねー。
食事会を企画してご招待しようかなー。
こういうのって大切ですよねー。

飲みたいだけやろ?
それはまあそうなんですが・・・。

ぜいたく言ったらきりがない。
今回の台風12号は、私のところではそんな結果でした。

夜明け前には雨も風もそれなりにはありました。
9時を過ぎたころには雨も止み、風も時折強く吹きますがそれくらい。
圃場を見渡しても畝間にも水が溜まっていません。
近くを流れる曽根川もこんな状態。
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水位はそこそこ回復はしています。
前がこんなだったので・・・。
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でも普通は水が茶色く濁りますが、全然澄んでいます。
とにかく異常に乾燥した状態だったので、降った雨は土が全部吸ってしまったんですねー。

梅雨が明けると例年雨がない京丹波町。
渇水傾向はまだしばらく続くと考えないといけません。
欲を言えばもう少し降って欲しかったところですが、これは言い出すときりがない。
作物は無事でしたし、久しぶりで潤わしてくれた良い雨でした。

人間のほうも、この機会に一度休むことにしました。
特にここ2週間は収穫に加え、灌水やら西日本豪雨で傷んだ作物の手当てやらで結構クタクタになっちゃいました。
でも、まだまだこれからが夏本番。
明日からまた頑張っていきます。

台風が近付いています。
進路はどんどん西寄りになっています。
午前中の予報では京丹波町は直撃コース。
でもさらに西寄りになって、直撃ではなさそうです。

でも昨年の台風を思い出します。
この辺を直撃したのですが、あまりに直撃過ぎて雨も風もあまり強くありませんでした。
そのことを思うと離れていてもやっぱり油断はできません。

それから今回のコース。
京丹波町で農産物に大きな被害を出すのは紀伊水道を北上してくる台風と聞いたことがあります。
紀伊水道って和歌山・徳島・淡路島に囲まれる海域です。
恐らく上陸して間もなく来るので勢力が弱まらないまま来るということではないでしょうか。

で今回の台風。
今の予報では中部地方に上陸して西に進みそうです。
やはり上陸してからの距離は遠くはありません。

そんな状況での今日の作業。
収穫を終えた後、ブルーベリーの最後の品種に防鳥対策をしたあと台風対策。
復活してきたスイートコーンを台風にやられないように支柱の設置作業です。
完成はしませんでしたが明日の午前中で終わらせる予定です。

午後からはまた灌水。
台風が来るのに水やりって変かもしれませんが、これまでの高温と渇水で作物はクタクタです。

今日灌水したのはサツマイモ。
サツマイモって渇水に耐える作物の代表格のはずなんですが・・・。
そのサツマイモもさすがにこの猛暑はキツイようです。
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葉の色も薄く、ナヨッとして、葉先が焼けているところもあります。
まさかサツマイモまで・・・。
雨が降るまで持たせる程度ですが、灌水しておきました。

あとはトマトの管理やら何やら。

明日の夜から雨の予報になっています。
収穫をした後は午前中は強風対策。
午後は久しぶりの雨と言うことで追肥を中心に作業をする予定です。
本当に久しぶりの雨になります。

これまでも書いているようにスイートコーンは暑さに弱い作物です。
なので南のほうから出荷が始まって、8月になると長野の高地とか、北海道からの出荷が主になります。
当園もこれまでは8月になったら品質ガクッと下がり、出荷は終了となります。
ところが豪雨以来のこの高温。
すでにいつもの8月の気温ははるかに超えています。
一区画はやはり品質がさっぱりで、収獲は断念しました。

そんな中、その次の区画以降をダメもとで回復を目指して肥料と水で手当てをしてきた訳ですが・・・。

これがねー、ホワイトだけなんですが回復してきたんですよ。
もちろんベストな品質ではないです。
でも十分に出荷は可能。
また嫌というほどの日照で甘さはバッチリです。

で、数日振りでまた今日から出荷を再開しています。

スイートコーンは8月上旬分までは定植をしています。
この先どこまで粘れるかわかりませんが、やれることはやっていきましょー。

作業のほうですが、相変わらずです。
スイートコーンの出荷を休んでいる間は、商品はブルーベリーとトマトのみ。
この間に管理作業を中心としてやっています。
管理って言っても、ほぼ渇水の対策です。
タンクに水を汲んで灌水というのが作業の大半でした。

それから黒豆の土寄せも終了して、水を充てることができるところは実施しています。
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でも週末にはようやく雨が来そうです。
といっても台風。
どうも今の予報では日本付近から西寄りに進路を変えて、京丹波町直撃もありそうです。
今年はいろいろあるみたい。
でもとにかく、来るという前提で作業を考えていきます。

毎日暑い日が続いていますが、少し身体が慣れてきた感じがします。
でもこの高温もそうなのですが、農家としては困っているのは高温だけではありません。
雨がないことです。
私が栽培している圃場では先日の豪雨以来 一滴の雨もありません。
灌水に走り回っているのは前に書いた通りです。

今日もそんな一日。
でも栽培は水やりだけでは成り立ちません。
今でいうと黒豆の枝豆の土寄せがピンチ。
早生の品種は自分でやりましたが、今は灌水作業で手一杯です。
でもここでも地域の人に助けてもらっています。

実は16歳の少年。
今年から農業関係の高校に通っています。
7月から週末に手伝いに来てくれているのですが、夏休みに突入。
昨日・今日と土寄せの作業で頑張ってもらっています。
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もう大活躍です!

向こうにタンクを積んだ軽トラが停まっています。
彼が土寄せを行っている間に私は灌水作業や草刈りが出来ているというわけです。

ところで写真の通りの土埃。
途中でエンジンがかからなくなり、機械屋さんに来てもらったところ土がスターターのところに詰まっていたようです。
こんなん初めて。
京丹波町はそれくらい乾ききっている状況です。

これも前に書きましたが、ブルーベリー園に灌水している農業用水をタンクに汲んで使っています。
まさに命の水。

でもこの川もだいぶ水量が減っています・・・。
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井堰からの水路には先日の雨で土砂が所々で堆積しています。
この先、川の水量が減っても少しでも水が来るように、今日はそれをさらって作業終了としました。

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