京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2018年03月

今朝は予報通り寒い朝となり、最低気温は1℃。
そして注意報が出ていた通り霜。
20180331_063144

昨日やった低温対策でなんとか凌いでくれたことを願います。
そして今日は、トンネルの続き。
昨夜の冷え込みの対策としてトンネルはかけたのですが、まだ完成していません。
外側からひもで縛っていきます。
そしたらこんなことが出来るようになります。
20180331_120032
設置は手間がかかるのですが、こうしておけば風で飛ばされることもなく後々の管理は少し楽。
裾だけちょっとめくったり、写真のように全開にすることもできます。

天気はご覧の通り今日も快晴。
土曜日ということで稲作農家さんも動き出しました。
あちこちで肥料を撒いたり、トラクターで耕耘したり。
昨年は今年と逆で雨が多くてなかなか圃場が乾きませんでしたが、今年は順調そうです。

私のほうもそろそろ圃場準備が本格化します。
その前にトラクターの整備を行いました。
オイル交換。
20180331_133401
ぐえ、真っ黒。
あと、爪の交換とグリスアップも完了です。

私も今日は耕耘したかったのですが、ブロッコリーが許してくれません。
乾燥し過ぎて、早くも葉の焼けが散見されます。
20180331_171910
でも定植後に灌水しているので、この気温で葉が焼けるというのはちょっと早すぎるような気もします。
上手く活着できていないのかもしれない・・・。
こうなるとポトニングの前兆ということで、心配は尽きません。

でもとにかく灌水。
20180331_171844
ただの水ではなくて活着を促す資材を薄めての灌水です。

すでに2500株以上定植しています。
一株ずつ、それも多めに水をやっていくのでなかなか時間がかかります。
今日のところは半分に灌水しました。
残りは明日。

圃場での作業の仕上げはまた防寒対策。
今度はトンネルを閉めていきました。
20180331_182912
明朝はそこまでは気温は下がらない予報になっています。
霜注意報も出ていません。
それでも5℃までは下がるようなので、念のため。
でも暑さ対策と、寒さ対策の両方やらないといけないというのは結構厳しいものがありますねー。

夜はスイートコーンの播種。
今日で6回目です。
今日までがトンネルをして栽培するぶんで、次回からはトンネルなしで栽培するぶん。
白はすべて同じ品種ですが、次回から黄色は異なる品種になります。

まあこんな慌ただしい一日でしたが、なにやら荷物が届きました。
20180331_211113
怪しげやなー。
何かの罠かなー。
恐る恐る開けてみると・・・。
20180331_211229
やっぱり罠でした。

シカやイノシシを捕獲するためのくくり罠。
20180331_211403
これを土の中に埋め込んで、ここに足を入れた獣の足を縛って捕獲します。

ということで、明日から30年度の有害駆除が始まります。
忙しすぎる。

予報通り寒気が入ってきたようです。
北風が吹いて最高気温も13℃と昨日より10℃以上気温が下がりました。
そんななか午前中は苗の管理の後はブロッコリーの定植。
全部で8回あるうち、今日で5回目になります。

定植が終わった後はブロッコリーの防寒対策。
昨日書いたポトニングが出ないようにする対策です。
明朝は最低気温が1℃で風がない予報になっています。
まず間違いなく霜は降るような雰囲気。

昨日は2回目の定植分まで不織布のべた掛けを行いましたが、資材にも限りがあります。
今日定植したものも含めて残りはすべてトンネルを設置することにしました。
支柱の設置が終わったのが16時過ぎ。
でもそのあとが大変です。
こういうビニールを使う作業って、今日みたいに風のある日は最悪です。
ほぼ日没までかかって、何とか設置は終了。
20180330_182625

18時頃にはほぼ風はやみました。
明朝までは風でビニールが剥がされるようなことはないと思います。

ポトニングを防ぐためには最低気温が5℃以上になるように管理するように言われています。
前述のとおり明日の最低気温は1℃。
不織布とトンネルで守り切れるか。
これでダメだったら、この地域で5月上旬採りのブロッコリーは止めた方がいいということになります。

ほんとにまだ3月?
京丹波町も、挨拶がそんな感じになってます。
24℃とか25℃とか。
もうこんなもん被って作業してます。
20180329_141556

例年ならこの時期は、圃場の水分が多くてなかなかトラクターとか入れません。
ところが今年はもうほとんど耕耘可能な状態。
何年か前に雨の少ない春があって 圃場作りがやりやすかったのですが、今年はそれどころではありません。
この先1週間も雨マークなし。
こうなるともう気持ち悪いです
降り出したと思ったら長雨になるか、逆にこのままとんでもなく雨不足か。
とにかくそういう極端な気候になると考えて夏作の準備を進めます。

で、今日から植付を行う順に耕耘作業を始めています。
20180329_131714
ブロッコリーの次はジャガイモになるのでまずはその圃場から。
ここは一部水分が溜まるのですが、今日は問題なく耕耘できました。

こんな作業と並行してとても嫌な作業を始めました。
嫌な作業なのでついつい後回しにして今になってしまい・・・。
果樹苗の廃棄です。

3年前に果樹農家を目指してこの地で就農。
いくつかの果樹は圃場に植え付けることができました。
でも思ったようには果樹を栽培する農地が見つかっていません。
現在のポットではこれ以上持たせられないというか、植えられても上手く育てるのは難しい。
大きなポットに植え替えるにしても置く場所がない。
結局は用意した苗の半分以上を廃棄するしかない状況になってしまいました。
20180328_110349
倒してあるのが廃棄する苗です。
イチジクとブドウ。
これ以外にもあり、全部で80株ほどあります。
モモとサクランボは大きなポットに植え替えて、京丹波町の気候で栽培が出来そうか見ていこうと思います。

でも諦めませんよ!
特にブドウは絶対にやらないといけない。
当園の経営というよりは、私が住むこの地域に必要な作物です。
時間はかかるかもしれませんが、いずれ絶対にブドウ園を作ります!

あとやったのは定植を進めているブロッコリーの防寒対策。
この暑いのに防寒って変なのですが、夜間の冷え込みの対策です。
ブロッコリーって低温に遭遇すると花蕾を作ろうとするんです。
しっかり身体ができてからだともちろん問題ないのですが、小さなうちからそういうふうに傾いてしまう。
そうなると異常な花蕾となって、商品にはなりません。
ポトニングといわれる障害です。
そうならないように寒さから守らないといけない。

今も霜注意報が出ています。
今日のところは不織布をべた掛けにして凌ぐことにしました。
20180329_182635

今日は久しぶりで深い霧。
日照をしっかり遮ります。
20180326_081311
遠くは見えません。
20180326_081307
そんな中でまずやったのはイチジクの施肥。
イチジクですが、まだ樹に動きは見られません。
作業している最中にキリは晴れました。

次にブロッコリーの4回目を定植したところで午前の作業は終了。

午後は福知山へ。
4月からの有害駆除で使用する備品の購入です。
町が設置した檻の管理以外に、自分でも罠や檻を仕掛けます。
その時に許可証番号、氏名、連絡先などを記入したプレートを置くことが義務づけられているんです。
20180326_203807
例えば小動物を捕獲するための小さな檻を設置する場合、檻の上にこれを取り付けます。

今日もスイートコーンの栽培予定地にこんな足跡。
20180326_175431
タヌキかなー。
アライグマの場合、1本をきれいに食べてから次を食べます。
でもタヌキはちょっとかじっては捨てて、また次をちょっとかじる。
こういう喰い方されると、ほんまムカつくんです。

夜も獣害対策関係。
今年から使う農地について、電気柵の設置場所を近隣の農家さんに昨日確認してもらったのですが訂正が入りました。
少し追加が必要になったので、支柱に碍子を取り付けました。
近日に迫っているジャガイモの定植までに電気柵は完成させます。

私が栽培している果樹はすべて落葉するタイプです。
イチジク、ブルーベリー、キウイ。
全て冬には葉がなくなります。

それがこの時期になると少しずつ動き始めます。
ブルーベリー。
20180325_160026
キウイも。
20180325_172852

「あー、生きてたー。」とホッとする瞬間です。
同時に春本番を感じる瞬間でもあります。
今日はこの2品目に今年最初の施肥を行いました。
明日はイチジクにも行う予定です。

それから今日で一区切りになったのが、有害鳥獣の駆除作業。
猟期中が終わった2月16日から今日までが有害駆除で定められた期間です。
ちなみに期間は10回に区切られており、2月と3月は9回目と10回目になります。
町から管理を委託されている檻も扉を閉めました。
20180325_180428
そして4月になると30年度の有害駆除が始まります。
これまでは餌の交換とか見回りだけでしたが、4月からは罠の設置等、すべて自分で行うことになります。
農作業はすでに本番となっています。
あまり多くの時間は費やせませんが、出来る限りのことはしっかりとやっていきます。

↑このページのトップヘ