京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2016年09月

今日は夜中に目が覚めるほどの土砂降りの雨になりました。
しかしこのところ日照がものすごく少ない。
やっぱり作物は光合成が基本です。
明日は晴れ間がありそうですが、その先は予報でも晴れマークがありません。
これだけ日照がないとさすがに厳しくなってきます。

でも条件はみな同じ。
そんな中でどれだけ育て切れるかが差になります。
そう考えるとチャンス。
黒豆に新たに使うようになった肥料のことを先日書きました。
これは日照不足を補ってくれる効果があります。
やれることはやっていきますよ。

そしてブロッコリー。
一番最初の区画に花蕾が出現しています。
20160929_094323
こちらもこの先は品質を上げていく段階になりました。
そこで雨の止み間に追肥。
茎まで柔らかく美味しいブロッコリーを目指します。

そしてあとはあの作業。
はい、タマネギの播種です。
今日は晩生を播種。
予定数は播き終りましたが少し培土が残りました。
種にも余裕があるので明日追加して播種することにします。

黒豆の枝豆の出荷が近づいてきています。
今のところ10月8日からの出荷予定。
状態によっては6日から出荷します。

そんな中、今日は朝も夕方も追肥。
朝半分やって夕方にまた半分。
ではありません。

効かせ方が違う2種類の肥料を朝と夕方にそれぞれ全面に施肥しました。
一つは昨年と同じ肥料。
それに今年はもう一種類の肥料を追加することにしました。
昨年の栽培方法でも十分な結果が得られた丹波の黒豆の枝豆。
実の大きさも味もとても良いものができました。
でもまだやれることがあります。

JAと普及所が共同で発行している栽培暦によると追肥は7月で終了。
大半の農家さんはこんな感じです。
でも、ここで止めないのが当園の栽培。
品質を上げるために収穫までとことんやる。
とにかく美味しい枝豆を目指しますよ!

週末ですが、相変わらずゆったりとやれています。

昨日は午前中が草刈り。
月に一度はすべての圃場を刈っていますが、昨日で9月の草刈りは終了。
午後は篠山へ。
これまでも通りがかりに見てはいましたが、自分が栽培するようになってからは初めてです。
やっぱりいろいろなことが気になります。

感想ですが「あーやっぱりこっちが本場と言われても仕方ない」というのと、「ん?」と思ったことが両方でした。

「やっぱり」と思ったのは栽培している面積が全然違います。
京丹波町だと所々で栽培している感じですが篠山では至る所で栽培している感じです。

「ん?」と思ったのは・・・。
まず雑草の手入れが出来ていない農家さんが意外と多い。
あと「篠山では普通にやっている。」と聞いていた強風対策の支柱。
車窓から見るのですが、なんか殆どやられていません。

でもこの辺は川北に入ると一変します。
はい、篠山でも特に人気が高い「川北地区」です。
草はしっかり防除されているし、強風対策もばっちりです。
やっぱり違うなー。

そんな川北でも気になることはありました。
木が小さい。
大豆の栽培では「木を大きくしてはいけない。」と言われます。
大きくしすぎると実があまりつかないそうです。
でもこれまで私自身が見た中ではそうでもないように思うのですが・・・。
もう一つ言われるのは「連作していると木が大きくならなくなる。」とも言われています。
川北のほうはきちんとローテーションして連絡障害が出ないようにしていると一般には言われています。
実際のところどうなんでしょう。

あともう一つ「さすが」がありました。
それは資材。
「篠山は黒豆用の資材が豊富」と聞いていたのでホームセンターにも寄ってみました。
これは聞いていた通り。
専用の資材がいろいろ売られています。
ということで出荷関連の資材をあれこれ買ってきましたよ。
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そして今日ですが午前中はやっぱり草刈り。
さっき書いた通りで圃場の草刈りは昨日で終了しています。
今日刈ったのは家の裏の畑。
ここでは今年はなにも栽培していません。
7月に刈ったきりでボウボウにしてしまいました。
刈った草を寄せたら大きな山が二つ(恥)
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種もいっぱいついているので明朝に焼却する予定です。

午後は倉庫や選果場の整理。
あー、こういう感じだとのんびりしていいですねー。
もうちょっとこんな感じでやっていけそうです。

今日は朝から憂鬱。
はい、あの作業しないといけないんです。
た、タマネギの種蒔き。

早生(わせ)を撒いてから一週間。
今日は中生(なかて)の播種です。
今年の売れ方とか他の作物との兼ね合いを考えて、来年は中生を中心に販売することにしました。
つまり中生を一番多く作ります。
ということは今日はたくさん播かないといけません。
で、朝から早速播種。
しようと思ったのですが、その前に作業場の整頓。
なんか学生時代を思い出しました。
試験の前になると勉強の前になんか机の周りを片付け始める、みたいなことなかったですか?
なんかあれと同じ感じです。

整頓ができたところでようやく播種開始。
しようと思ったのですが、その前にセルトレイに土を詰める作業を先に全部やってしまうことにしました。
いつもは1枚詰めたら播種しての繰り返しですが、そういう気分になれず・・・。

そんなこんなで朝10時に。
もうはじめないと今日中には播き終りません。
どうしようもなくなったので仕方なく作業開始。
午前中でトレイ5枚に播きました。
この5枚。
実は新しい品種を播いています。
これまでは淡路島で栽培されている品種に絞って栽培してきました。
ただちょっと気になることがあって、大阪の泉州で栽培されている品種を栽培したんです。
甘いタマネギを作るということでは今までの品種でよかったのですが、さらに味を濃くしたい。
飲食関係の方から「泉州タマネギのほうが味が濃い」という話を聞いて栽培してみることにしました。

そして午後からはまた播種。
しようと思ったのですが、ちょっとブロッコリー畑へ。
雨が止んでいたのでブロッコリーの最後の区画に補植と追肥を行いました。
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1時間ほどの作業だったのですが、これで時間はキュウキュウに。
こんどこそやるしかなくなってしまいました。
で播種作業の続き。
次の5枚はまた別の品種です。
昨年少し販売した甘さが売りの品種。
当時は作物の糖度を上げる技術がない中で、品種に頼って栽培したのがこれ。
今の技術でどこまで甘くできるかやってみようということでもう一度栽培してみることにしました。
そうれはいいんですけど、この作業やっぱり嫌いです。
楽しさを見出すことができません。
やればやるほど気が重くなっていきます。

そのあとは今年販売したのと同じ品種を10枚播種して今日の種蒔きは完了です。
台風に備えて発芽までは倉庫の中で保管することにしました。
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でも今日で終われないんですよねー。
まだ晩生(おくて)が残っています。
でもまあ「ピークは越えた!」と自分を励まして今日の作業は終了としました。

今日は朝起きた時には外の音ではっきりわかったくらい雨。
ということでそのまま二度寝。
幸せですねーこういうの。

あとは降ったり止んだりの一日でした。
午前中はタマネギとスイートコーンを栽培した田んぼの草刈り。
この2つの農地は冬作では全く使用しません。
10月以降に来年に向けて圃場の改善をするのみです。
でもそこはお借りしている農地。
草ぼうぼうにするわけにはいきませんので雨の止み間に草刈りをしました。

午後は雨のやみ間にブロッコリーの補植。
と言ってもほんの少しです。
今日補植したのはこの3畝。
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株が欠けてしまったり、成長が思わしくないもの20数株だけ補植しました。

この補植作業。
残すところは最後に植え付けた6畝だけです。
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もうちょいです。

ところで補植の最中に雨が降り出しました。
そして終わりかけたころから「ゴロゴロ」。
雷です。
「やばい」ということで今日の作業はここまでとしました。

弱虫?
何とでも言って下さい。
都会で暮らしていたころは雷ってあまり怖くありませんでした。
そこら中に高い建物があって、てんぺんには避雷針。
ところがここは田舎です。
低い建物しかなく、避雷針なんか「何それ?」っていう感じのところ。
実際に「あの人のお父さんは農作業中に雷に打たれて亡くなった。」とかいう話も聞きます。
昨日書いた通りで、今は無理して作業する必要はない状況。
素直に避難して今日の作業は終了としました。

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