京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2015年12月

いよいよ大晦日です。

最終日はとても寒い朝となりました。
そんななか収穫したブロッコリーの出荷を終え、今年の農作業はこれまでにしようと思います。

最悪だった2014年が過ぎ、2015年は私にとってとても良い一年となりました。

一つは 農業生産者として独立して、全ての基本となる家と農地が見つかったこと。
京丹波町の曽根という地域で周囲の方から様々な支援をいただきながら第一歩を踏み出すことができました。
このブログでも書いてきましたが、本当に助けてもらい続けていています。

二つ目は選択した栽培方法が的中し、品質のよい作物を栽培する一定の技術が身に付いたこと。
私はあまり自分に自信が持てるタイプではありません。
でも現在出荷している作物の品質、特に”味”については自信があります。
そう思えるようになったこと。
これは生産者である私にとって とても大きなことです。

しかし、課題もまだまだ多いです。
栽培面では秀品率を向上することが最も大きな課題。
いくら品質が良くても、出荷できる割合が低いとやってはいけません。
来年はこのことを中心に改善を図りながら、さらに品質を向上できるよう頑張ります。

最後になりましたが、いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
正直なところ、「もう今日は休もう。」と思った時に、「休んだらブログ書かかれへん。」と思い直して作業をしたことが何度もありました。

1年間本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは良いお年をお迎えください。

PS.
1月2日までお休みをいただき、ブログも3日に再開の予定です。

今日もブロッコリーの肥大は落ち着いています。
あと数日はこの状況が続きそうです。
少し前なら”ガッカリ”なところですが、今日は違います。
明日で最終の出荷をしたら、年明けは3日から収穫の予定。
それまでに少しずつ大きくなってくれればよいのです。

ということで9時には出荷まで終了。
作業ですが別な用事が出来てしまったこともあり、ちょっと予定を変更しました。
昨日準備したイチジク畑の支柱打ちではなく、ブドウ園の造成。
ここ数日雨が殆どなく、少し土が乾きました。
先日の溝切の続きをやってしまうことにしました。
トラクタの培土板で溝を切って行き、午前中いっぱいで完了。
RIMG0869
トラクタで溝を切るのは電気柵を設置してからはできません。
取り敢えずは最低限のところまで出来ました。
出来れば管理機を使ってもう少し溝を広く・深くしたいところですが天候次第というところです。

午後は前述の用事で潰れてしまいました。
出来たのはイチジク畑の支柱づくりの仕上げで目印付け。
RIMG0871
下から30cm(緑)と45cm(赤)です。
打ち込むのは緑の線まで。
赤の線は土を寄せる目標です。
畝を立ててはいるのですが、もう少し高くしたいのです。
定植時は株元だけ高くしておいて、春以降に土を寄せて畝全体を高くする予定です。

ところで気がかりなのはブルーベリー畑の造成です。
畝立てを西野建設さんにお願いしているのですが、土が乾かず作業に入れていません。
RIMG0865
ずっとユンボを待機させて、土が乾くのを待っている状態。
ところがここにきて雨が降らず土が少しずつ乾いてきています。
さらに予報では暫く雨がありません。
京丹波町でこの時期に土が乾くというのはめったにないんです。
とにかく好天が続き、上手く作業に入れることを祈ります。

今日は果樹園やる!
絶対に!

みたいな感じでスタートしました。
昨日書いた通り、時間を決めて果樹園の造成にあたります。
午後はすべて果樹の作業に決めました。

とはいっても貧乏性の私。
やっぱりブロッコリーは極力出荷したいし・・・。
みたいな感じで作業スタート。

ブロッコリーですが、今日は少なめ。
ちょっと落ち着いた感じです。
5時には収穫を終えて帰宅。

そんな中、ようやく来ましたよ。
初雪。
畑に向かっているとなんかちらちらして。
ほんのチラッとですが、雪が降りました。
少し師走らしい気分。

話を戻します。
1回目の出荷まで終えたのが10時前。
休憩をはさんで予定より早く果樹の作業に着手となりました。
今日は先日行ったキウイ棚の仕上げから。
単管パイプを1mにカットして筋交いを付けていきました。
RIMG0863
キウイ棚はこれで取り敢えず完成です。

午後はイチジク畑の準備。
イチジクは色々な仕立て方がありますが、一文字に仕立てる予定です。
主枝を上に伸ばさずに横に伸ばすんです。
そのために高さ50cmくらいで直管パイプを設置します。
今日はその支柱づくり。
畑に行って最終計測をして必要な本数を計算。
そして直管を必要な長さに切っていきます。
RIMG0867
90cmの長さで200本作りました。
RIMG0868
明日はこの支柱を打っていく予定です。

ずっと写真のないブログが続いています。
同じような毎日なので・・・。
もう少ししたら果樹園の造成の様子を掲載しますので、暫くご容赦ください。
ということで、今日も写真なし。
本当に味気のないブログですねー。

ところで、昨日書いた通り軌道修正が必要です。
アルバイトが休みの日は、時間を区切って果樹園の造成にあたります。
年内に植えたかったのですが、もう年明けにならざるを得ません。
でも何とか冬に植えたい。
冬植と春植えでは大きく違ってくるようなんです。
先輩農家さんに聞くと「1年違ってくる。」のだそうです。

私はまだ乏しい経験しかありませんが、わかる気がします。
春にイチジクを植えたことがありました。
それらは実をつけるにはつjけたのですが、その年に成熟することはありませんでした。
多分こういう違いなのでと思います。

でも厳冬期に植えるのは大きなリスクがあります。
最悪は寒さで枯死。
今年は暖冬と言われています。
防寒対策を行ったうえで、植えてみようと思います。
そのためにも造成の作業を進めていきます。

明日から6連休。
大晦日に最終出荷を行ったあと帰省。
1月3日の収穫から作業を再開する予定です。
ということで丸三日の休みがあります。
植付前の準備を終わらせるのを目標にやっていきますよ。

今日も昨日とほぼ同じ。
ブロッコリーの収穫・出荷から。
今日もご近所の方お一人に来ていただいて、何とか一通り完了。
夕方からはお世話になった方への暮れのご挨拶。
これで一日が終わりです。

頑張ってると言えば頑張ってるのですが・・・。

果樹の作業が全然進んでいません。
11月初旬からブロッコリーの収穫が始まりました。
これまで夜中から作業を始めて日が暮れるまで働いてはいるのです。
レストランからオファーがあったり、遠く静岡県から地方発送の依頼があったりと成果は出ています。
でも果樹が進んでいない。

季節ごとに野菜を栽培して出荷しているのですが、目的というと・・・。

①野菜の栽培を通じて、果樹にも通じる生産物の品質向上のための技術習得。
②野菜の販売によって、少しでも当園のことを知っていただき、できれば将来のお客様になっていただく。
③果樹で収入を得られるようになるまでの生活の糧にする
です。

①と②はいいのです。
問題は③。
今年から本格的に就農しました。
非農家である私は機械や農具等すべて自分で調達する必要があります。
初期投資で手持ちの資金というのはもちろん減っていきます。
あっという間に手元の資金の20%を切っている状況。
この先というとブドウ園の雨避けが大きな投資として残っています。
そんな中、目先の収入にこだわりすぎている状況になっているようです。
おかしなってるなーという感じ。

ブロッコリーは年内で終わらせるつもりで作付けしました。
それがある時期から肥大が緩慢になり、1月中・下旬まで引きずりそう。
状態はベストではなく、出荷調整にも時間がかかってしまい他の作業ができません。

こういうの難しいですねー。
はたから見ていると簡単にわかることが、当事者になるとわからなくなってしまう。
もう一度、どう行動すべきかをよく考えてみます。

↑このページのトップヘ