京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2020 > 2020 ブドウ

昨年はGWが終わってから遅霜がありました。
こんなのはめったにないのですが、一度経験してしまうとやはり気になります。

予報ではここ数日では明日の朝が一番冷え込みますが、最低気温は6℃ないし7℃.。
霜の発生は”気温が5℃以下(または4℃以下)”とされているので「今年は大丈夫そう」と思っていたのですが・・・。

出てしまいましたねー”霜注意報”。

霜ってわからなくて「明日は絶対来るなー」と思っても来なかったり、その逆もあります。
最低気温を見る限り降りそうにないのですが、注意報が出てしまうと何もしないわけにはいきません。

今日は潅水を兼ねて追肥をしたり、圃場をトラクターで耕したりでしたが夕方にはそれらの作業は切り上げて霜対策を行いました。

今年植え付けたブドウは萌芽が始まっています。
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これに霜がついてしまうとアウトです。
なので不織布をかけます。
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スイートコーンも。
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数日前にトンネルは外してありますが、これも霜があたると致命的。
やはり不織布をかけました。
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これは黄色のコーンで、こちらはこれで大丈夫です。
でも白のほうは資材が足りず、一部は不織布を掛けることができませんでした。
そこについては明日は別の対策になります。

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明け方から作物に水をかけます。
これは昨年もやった対策。
不織布ほどではないですが、そこそこの効果があるのです。

ずーっと雨がないと思ったら昨日、今日とよく降っています。
昨日は朝からスイートコーン(白)の3回目の定植。
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植え始める前からぱらついていた雨が、植え終わったころからしっかりと降りだしました。

しばらく雨なかったですからねー。
例によって一気に気が抜けて「よし、今日は休み!」と横になりました。

ところがウトウトしかかったところにスマホに着信。
地域の方からでした。
「罠にシカかかってるぞ。」

設置しているくくり罠には発信機をセットしてあって毎朝確認をしているのですが、昨日は受信はなし。
たまにこういうことがあります。
日曜だったのでいつも引き取ってもらっているジビエ用の食肉業者さんは休み。
自分で処分するしかありません。
4月は全然獲れていなくて昨日が1頭目でした。
なんでよりによって雨の日に・・・。

そんなこんなで結局休みに入ったのは夕方になってしまいました。
でもだいぶ寝ることができたのでよしとします。

今日は午前中は小雨予報だったので隣の福知山市でブドウを栽培している法人に見学に行ってきました。
来年の春までにはブドウ棚を作らないといけないのですが、部材をなるべくホームセンターで調達して自力で施工できるやり方を検討中で、その参考にさせてもらうためです。
まともに業者さんに頼むと大変な金額になるので。

棚以外にも遅霜対策とかいろいろとお話を聞かせてもらうことができました。

午後は種まきやら、その辺の片づけやらで今日も比較的ゆっくりとできて疲れはすっかり取れた感じです。

明日からまた数日は晴れそうです。
圃場はビショビショなのですぐには入れませんが、やれることからやっていきます。

先日の投稿でブロッコリーの後に「たいせつな作物」を植えると書いていました。

その定植が本日完了しました!
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何が植わってんねん・・・、ですよね?

これです!
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わかる人にはわかるっていう感じでしょうか。

これならわかるでしょう。
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そうなんです。
ブドウですよブドウ!

もともとは果樹農家になるという目標で就農しました。
ブドウもすぐに植えたのですが、地権者とのトラブルですぐに撤去。
いま住んでいる地域でもなかなか適当な農地が見つからずに5年が経過。
そんなブドウをようやく植えることが出来たのです。

この農地はお借りして3年が経過した農地ですが、当初は地権者の方も「木は植えないで」とのことでした。
でも「もしかして気が変わってないかなー」と昨年の秋に聞いてみたところ「かまへんで」とあっさりOK。

すぐに苗を手配したり、地域の方に圃場の工事をお願いしたりしてようやく植え付けが出来たというところです。

ブドウってとにかく水はけが良くないと栽培はできません。
なのでよほど水はけが良いところか、傾斜地で栽培されています。
水がはけないように作られているのが水田なので、水田でブドウを栽培するときには一般的には基盤を破砕して作られるようです。
ところがここは借地なので「元に戻せる範囲」でやらないといけません。
で、最初の写真のような高畝で栽培することにしました。

このような高畝は重機がないとできませんし、私には技術もないので地域の方にお願いした次第です。
特に今年は天候不順で土が乾かず、工事も大変だったのですが頑張っていただき感謝、感謝です。

私も今年で55歳になります。
実質的には初めての栽培ですが、あまり試行錯誤はしている時間の余裕がありません。
とにかく情報を集めまくって、成園になるころにはバッチリなブドウを出荷できるよう頑張るしかありません!
いよいよです!

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