京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ: 狩猟

昨日は今年の主力となる品目の栽培の状況について超概要を書かせていただきました。
今日はもう一つの取組みである”有害鳥獣捕獲”の状況です。
一昨年に免許を取得して、昨年の11月中旬以降から出来る範囲で取り組んでいます。

前にも書いたと思いますが、京都府では猟期は11月15日~2月15日(シカ、イノシシについては3月15日まで)となっています。
でもそれ以外の期間も捕獲活動は行われています。
シカやイノシシといった獣による農林業の被害が著しく、自治体が猟友会等に駆除を要請して行われている「有害鳥獣捕獲」です。
現在、京丹波町では猟友会に委託されており、その一員である私も活動を行っています。

昨日、7月31日で今年度の第一期が終了しました。
私の活動の成果は以下の通りです。
シカ 20頭
イノシシ 4頭
アライグマ 4頭
アナグマ 1頭

猟期中も、有害捕獲期間中も私の方針は変わっていません。

人里まで入ってきている獣を狙って捕獲する。

なので仕掛けている罠は山の中ではなく、山から出てきたところです。
群れの1頭を捕獲することで「ここを通るのは危ない」と残りの個体に思わせて、地域から遠ざけようというのが狙い。
ですのでこの先 捕獲できる頭数が減れば狙い通りですし、減らなければやり方を考えないといけません。

ところで私自身の感じ方がだいぶ変わってきました。
殺生することに慣れてきたというか、以前のような心が痛むような感覚はだいぶなくなりました。

捕獲した獣はできるだけジビエの食肉加工業者に引き渡しています。
でも業者が休みだったり、小さな個体だったり、対象外の獣だったりすると自分で処分することになります。
もちろん獣がなるべく苦痛を感じないであろうやり方で処分します。
その時に何も感じないわけではないのですが、以前のような感覚でもない。
なんというか「作業」になってしまいました。

良くないことに決まっているのですが、これが正直なところです。

もっと正直に言うと、獣が捕獲できているのを見ると報奨金の金額が頭に浮かぶようになっています。

嫌ですねー。

仕事になってきたのかなー。

もう一歩のところでなかなか収穫までいかなかったレタスですが、ようやく収穫を始めています。
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こんな感じでトンネルを開けて収穫して、採り終ったらまた閉める。
ちょっと面倒ですがこれは仕方ありません。

で、レタスのほうですが、しっかりと結球していて まあ申し分ないのではないでしょうか。
ただ不満なのは、肝心の”味”。
一言でいうと、普通。
「あ、このレタス美味しい!」と思ってもらえる感じがしません。

このところ晴れ間が少なく、光合成があまり活発ではないので、仕方ないと言えば仕方ない。
でも、それでは気が済まないのが当園です。
やれることはやっていきましょう。

ということで、まずは2回目播種分に液肥を施しています。
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今収穫している1回目播種分には根から吸わせる肥料では間に合いません。
明日から葉面散布を行っていきます。

昨日発表された長期予報でもこの先は気温は高めですが日照は少ないとのことでした。
ところが今日の天気予報では・・・。
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チャンスです、チャンス。
作物の糖度も上がってきます。
さらに畑も乾いてくるので、育苗中のブロッコリーやカリフラワーといった春作の圃場準備も進められます。
この先は忙しい一週間になります。

あ、シカやイノシシの捕獲作業もやってますよ。
2月16日からは「有害鳥獣捕獲」が始まっています。
保護区の中もできますし、使える罠も違ってきます。
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左が猟期に使っていた罠で、右が有害駆除で使える罠です。
猟期に使用する罠は12cmまでと決められています。
有害駆除ではその制限がなく、大きな罠を使うことが出来ます。
12cmっていうと、両手の親指と中指で円を作ったくらいしかないので、大きな罠を使えるのは助かります。

さらに先輩の猟師さんに罠について教えてもらいました。
写真のだと不要な部品が付いていたり、部品の種類も変えた方がいいらしい。
その辺も改良しながら、1頭でも多く捕獲できるよう取り組んでいきます。

だいぶ以前から親に「樫原神宮に連れてって」と頼まれていました。
なんでも古くなったお札とかを納めたいということで。
それで昨日は樫原神宮に行ってきました。

樫原神宮には小学校の遠足ではじめてきました。
その次に来たのが今から8年ほど前。
そして今回です。

こういうところに来ると なんか厳かな気持ちになりますが、年をとればとるほどっていう感じがします。

用自体はすぐに済んで、時間に余裕があったので、これまた9年ぶりくらいで奈良公園にも行ってきました。
普段は駆除にあたっている身です。
「シカにせんべいやったら少しは供養になるかなー」とか言いながら。

しかしウジャウジャいますねー。
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山にいるシカに比べるとのんびりしたもんです。
人を見かけた途端に「ピュー」って警戒音を出して逃げてしまいますが、ここのは平然としてます。
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ということで”しかせんべい”をやりましたが、せんべい持ってるだけで大変です。
5~6頭にあっという間に囲まれてしまい・・・。
つつかれるくらいは序の口で、乱暴なのはズボンの上からケツを噛んできます。
でも普段自分がやっていることを考えるとこれくらいは我慢しないとねえ。

そんなこんなで京丹波町には今日の昼過ぎに戻りました。
そして早速罠の点検に回ってみると・・・。
「あ、なんかかかっとる!」
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ズーム。
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イノシシでした。
結構デカいです。
夕方に猟友会の先輩に手伝ってもらって処分しましたが、オスでデカい割には痩せていました。
今頃のイノシシって発情期で、オスはほとんど食べないでメスを探し回っているらしいのです。
なので脂の乗りは悪い。
さらにこの時期のオスは臭いがきつくて、一番まずいとされています。
ということで捕獲できたので良しとしないといけないのですが、ちょっと残念ですねー。

ところで話は変わりますが、先日播種したブロッコリーが今日からぼちぼち発芽してきています。
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残念ながら週末からの寒波は少し長引きそうで心配な状況です。

今日はタイトルのまんまです。
獲れました。
そこそこのサイズのメスジカ。

1月5日以来ですからねー。
まあ、ひとまずやれやれという感じです。
獲れる獲れないに関わらず.、罠の点検・管理というのは毎日必要。
20日以上獲れていないので、成果の上がらないまま時間だけかかっていたところでした。
(獣の気配自体がなくなっていたので成果が上がっていたといえば上がっていたのですが・・・。)

今日は前に書いた罠の改善をしていないところでかかりました。
このところ複数の個所で空はじきをしています。
でも今日は他の罠は踏んでおらず、ここだけでした。
なので罠の改善が有効かどうかはまだ暫くやらないとはっきりしません。

猟期もあと半月となりました。
農繁期になる猟期のうちに蓄積できる技術は蓄積していかないといけません。

京丹波町も寒波は過ぎ去りました。
昨日はこの冬一番の雪!

といってもこれくらいです。
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やっぱ、例年に比べると少ないです。

でもこれくらいでも降ってくれると助かることがあります。

あ、シカや!
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ということで、雪の後は獣の動き具合がわかりやすいのです。

あ、まだここ入っとるなー。
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で、足跡をたどっていくと・・・。

ここから入っとるわ。
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みたいな感じで、この先に罠を仕掛ける場所がいくつか特定できました。

で、今日ですが捕獲のほうは相変わらずで空はじき・・・。
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こっちも。
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やっぱり今のままでは捕獲は無理そうです。

どうもかかってから外されたというより、くくる前に足を引っ込められている感じです。
やっぱり寒さで罠の動作が良くないようです。
それで罠を少し改良することにしました。

これまではこんな感じです。
くの字に曲がった金具がついていますが”くくり金具”という部品です。BlogPaint
この金具があることで くくった後の緩みを防止してくれます。
でもワイヤーがしまるときに抵抗になるので、動作がその分遅くなります。
それでこの金具は取っ払うことにしました。
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仕掛けている罠の半分を変えてみました。

この結果を見て、ダメだったらまた何か考えないといけません。
罠猟の技術向上は、こんな感じで経験を積み重ねていくしかないですかねー。

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