京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ:栽培 2016 > 2016黒豆の枝豆

今日から黒豆の枝豆の出荷開始です。
夜明けを待って収穫。
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そのあとは出荷調整と出荷に追われた一日となりました。

今日の出荷先は味夢の里。
出荷準備をしていると昼前に出荷を催促するメールが届きました。
3連休の中日で、さらにお隣の南丹市で”全国育樹祭”が開催されているとあってか朝から多くの人出があったようです。
実際に出荷してみるとすぐに完売。
なんか出したら売れる一日だったようです。
毎日こんなだといいのですが・・・。

それにしても忙しい。
とにかく時間が足りません。
明日もフル稼働の一日となります。

今日から3連休です。
もともとは、今年はできたら5日くらいから出荷できないかなーとか考えていました。
でもこれまでの雨や曇天続きで日照がなく、あれこれリカバリーを試みながら収穫を見合わせています。
そんな中、1株抜いてみました。
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莢の数も、膨らみもOKです。
問題は味。

試食してみると前回と比べてかなりそれらしい味になっています。
一番おいしくなるのはもう少し先になりますが、十分な味になっているように思いました。
よろしいのではないでしょうか。
明日から出荷していくことにしましょう。

その前に習い事。
枝付きで出荷するのに株を紐で縛ります。
これには”男結び”という縛り方が最適なのだそうですが、実は結び方を知りません。
こんな時に頼りになるのはやっぱりあの人。
山本義男さん。
この人です。
義男さん
義男さんはいわゆる ”何でもできる” 人。
様々な仕事を経験されているので何をやってもとても上手です。
男結びはかやぶき屋根の葺き替えで覚えたのだそうです。
お手本を見せてもらって真似しようとしますが、これがなかなか。
「え?」「あ?」「ん?」とか言いながら何回もやり直してようやく結べるようになりました。

作業のほうですがまずは追肥。
午後から雨マークで夜中には結構な雨量が予測されています。
そのあとは暫く晴天が続きそうです。
今日しかありません。
黒豆の収穫は2週間ほど続きます。
最後まで美味しくなり続けるようにまずは黒豆に追肥を行いました。
これで午前は終了です。

午後はブロッコリー・カリフラワーにも追肥しました。
ブロッコリーは花蕾がだいぶ大きくはなっていますが、やはり株自体の大きさは今一つ。
これだけ日照がなかったのだから仕方ないのですが、この先収穫まで心配は続きます。

そのあとはブルーベリー畑の草刈りの続きを日暮れまでやって今日の作業は終了としました。

朝食を済ませた後は日が暮れるまでほとんどブルーベリー畑の草を刈りました。
9月の中旬までは良く伸びましたが、草の勢いも少し落ち着いてきています。

最初にスパイダーモアを使用。
これは自走しながら草を刈っていってくれるので楽です。
そして法面なんかの傾斜地で威力を発揮してくれるんです。
こんな感じ。
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これで刈れるところは刈って、あとは刈払機で刈っていきました。
今日で大体70%程終了。
残りは後日仕上げます。

あとは黒豆の初期収穫予定分に仕上げの追肥をしました。
肥大期に入ってからはここまで日照が極端に少ない厳しい日々が続きました。
肥培管理でどこまで味を上げられるか。
週末に確かめて、良ければ出荷をしていきます。

「待ちに待った晴れ!」という感じの一日でしたねー。
でもやっぱりちょっと暑い。
もう10月ですよ10月。
京丹波町でも29℃ということであと一歩で真夏日の気温となった一日でした。

そんな中、今日の作業はこれ。
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はい、野焼きです。
家の裏の畑で刈った草を先日燃やしたのですが、残りが少しあって今日はその焼却。
遠赤外線っていうんですか?
いやもう身体がポカポカと温まって。

ちゃう。
暑すぎる

せっかくの晴れです。
他にも作業があるのですが、こういうのも早く片付けてしまわないと田舎って困ったことが色々あるのです。
都会ではありえない。
あったら警察沙汰みたいなことが・・・。
ということが最近になってわかりました。
都会から移住を考えている人は気を付けましょー。

でもやっぱり焼き物は冬に限るなー。

まあそれは置いておいて今日の農作業。
これまで幸い京丹波ではあまり被害がなかった台風。
次の台風が近づいてきています。
結果は神のみぞ知るということですが できる対策はしておかなければなりません。
で、ブロッコリーの土寄せ。
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最後の区画がまだだったので今日やりました。
これで風に対して少し強くなります。

夕方にはまた黒豆に追肥。
今日は日照がありましたが、明日からまた崩れてきます。
今の当園の技術でやれることをやりきるだけです。
今日の畑の様子。
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成熟期となりこれまでより葉が少し葉が黄色みがかってきています。
あと少し。
頑張りましょー。

雨ばかりだった9月の後半でしたが今日から10月。
予報では今日、明日は雨もひと休みのようです。
しかし次の台風も接近が予想されています。
雨が降り出す前にやれることをやっていきます。

ということで、今日は黒豆とブロッコリー・カリフラワーの病害虫対策が主な作業となりました。
これだけ雨が多くて晴れ間がないと、とても病気が出やすい状態になります。
その予防として殺菌剤を散布しました。
病気の怖さは今年流行したタマネギのベト病のことを考えていただければお分かりいただけると思います。

そのあとは黒豆に殺虫剤の散布。
ここまで害虫の防除は概ね上手くいっています。
最後まで手は抜けません。
しかし農薬は絶対残留させられない。
枝豆の出荷は2週間ほど行います。
出荷の日程を考慮して、散布しない部分、早く切れる部分、しばらく効いている部分の3カ所に区切って作業を行いました。
正しく農薬を使うというのはこういうことです。

そして今日、今年の枝豆をはじめて試食しました。
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これから味がのってくる黒豆。
出荷開始は1週間後の予定です。
さらに、日照が少なく味が良くするにはとても厳しい条件です。
そんな中で、光合成を補う肥料を使用したりして対処している状況。
結果は・・・。

ま、まだまだです。
もちろん丹波の黒豆の枝豆の味ではあるのですが、やっぱり違う。
味を見ながらですが、天候の回復を待って少し出荷開始を遅らせるかもしれません。

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