京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

カテゴリ: 農業よもやま

暑い日が続いています。
京丹波町も今日は37℃。

でも暑さなんかではへこたれていられません。
一番夏い時間を狙うかのように一番ハードな作業・・・。

そんな訳ありません。
農家って夏は昔から一番暑い時間帯は外で作業しないようです。
朝早く起きて、昼は昼寝をして長めの休憩。
暑さが和らいだところでまた作業。

私の場合でいうと、朝は4:30頃からスイートコーンの収穫。
そのあとブルーベリーや、トマトの収穫。
そのあと昼までは何やかんやと作業して昼休憩。

昼は少し長めにとって、やっぱり昼寝付き。

午後は選果など、屋内での作業。
16:00頃に直売所に最後の出荷をしたあと、また圃場で作業というのが一番多いパターンです。

なので、以前も書きましたが、農業ってこれだけ高齢化が進んでいるのに熱中症で亡くなるが少ないんです。
そういう意味では恵まれています。

これまでご近所の方にあれこれ手伝っていただきながらも、なかなか人手不足から抜け出せない当園。
世の中全般に人手不足なのですが、高齢化が極端に進んでいるこの地域では尚更です。

黒豆の定植や、夏作の収穫が目前に迫っている当園は、お先真っ暗・・・。

だったのですが。

実は以前から知っている人で、「こういう人が来てくれたらなー」と思っている人が何人かいます。
でもそういう人って、引っ張りだこ。
なかなか当園に来てもらうことなんかできません。

ところがふっと「あの人どうしてるかなー」と人に尋ねてみたところ、「今はどこにも行ってないのとちゃいますか」。
なんかご家族の介護とかでいったん仕事をやめられているらしいのです。

早速、数日前に訪ねて来れる範囲でいいからと相談してみたところ・・・。
「あ、行かせてもらいますよ。」

介護のほうもある程度落ち着いてきたところだったらしいんです。
ダメな日はあるものの、週に4~5日くらい大丈夫とのこと。

それだけではありません。
「あの人も声掛けてみよか?多分喜んで来るで。」

ホンマかいな。
これまで誰に聞いても「おらん」か「ごめん」ばっかりで。

昨日から来てもらっていて、そらもう全然違います。
もう一人の方は、これからお声掛けしますが、今月は無理らしい。
でも来月からは来てもらえるのではということです。

内心どうにもならないような気になっていたのですが、何とかなるかもしれないという気持ちになってきました。

幸い昨日の雨は大したことはありませんでした。
今日は地域の活動があり、雨の影響はなく予定通り行われました。

8:30集合で水利組合による溝の管理。
田植えに備えて農業用水が上手く流れるように周辺の草刈と溝さらい。
終わったのは11:00。

午後は13:30からシカやイノシシの防御柵の点検。
全長3kmで山に入ったり、藪をこいだりしながらの作業です。
終わったのは17時を過ぎていました。

これらの作業の前後や合間に草刈りとか細かい作業をしただけの一日でした。

でもこういった地域の作業に参加している人って、高齢な方が多いのです。
後継者がいない。
もう5年先が見通せない。
でも何とかしようとして本気で動いている人はいない。
これってこの地域だけのことではない。
京丹波町だけでもない。
一部の地域を除いて全国的にこうなってしまっている。
ご多分に漏れず、といったところです。

まずは”よそから来た新規就農者”として提案すべきことは提案をしていこうと思います。
結果はどうなりそうか・・・。
今の時点では何とも言えません。
というか何人かの人に少し話をしていますが、手応えなし。

でもこのままだと、先が見通せないのは当園も同じです。
まずは動いてみます。

少~し寒さが緩みだした感じでしょうか。
今日も最高気温は2桁。
10℃まで気温は上がったようです。
作業していてもすぐに暖かくなります。
ホウレンソウのトンネルも日中は開けておいた方が安心なくらい。
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予報ではこの1週間は、極端な冷え込みはなさそう。
でも長期予報ではこの先も例年よりは低めで推移しそうです。
そんな状況なので、タマネギにもトンネルをすることにしました。
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それから先程 ブロッコリーの4回目の播種を行いました。
そんな感じで相変わらずな松穂農園です。

が、何も進化しないわけではありません。
で、またDIY。
この冬はDIYであれこれ作業環境なんかを改善しているわけですが、こういうのって田舎では普通です。
業者さんに頼んだとか言うと、「そんなもん自分でせなあかんぞ!」みたいな言葉が返ってきます。

今回矛先が向いたのは、この洗面台。
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んー、年季入ってますねー。
多分この家が建てられた時に設置されたものではないでしょうか。
なので35歳くらいです。
とにかく新規就農で、農業機材や資材にお金がいっぱいかかります。
住居にはあまりお金はかけられません。
快適とかはほっといて、とにかく使えるものは使っていくということで、水回りもあったなりに使ってきました。

でもこの洗面台はもう限界。
蛇口が2つついていますが、1つは使うと水漏れして床が水浸しになるので、元栓を閉めている状態。
キャビネットの床も抜けています。

うちに手伝いに来てくれる人にも使ってもらうものなので、もう交換することにしました。
ただ、そうは言っても水道関係は蛇口の交換くらいしかやったことがありません。
こんな時に頼りになるのは彼。
はい、うちに業務用の冷蔵庫を手配したり、配線工事をやってくれたあの人。
いやー、高校の部活の仲間っていいもんですねー。
ヨコイワ電化ストアの社長、横岩君。
TELで水道関係の設備工事の注意点やらを教えてもらって作業開始です。

古い洗面台を撤去。
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止水栓も新しいものに交換。
この止水栓を洗面台のキャビネットの中に出さないといけません。
位置決めをしたらホールソーで穴開け(本格的やなー)。
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バッチリです!
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そのあと蛇口やら水道ホースやら、排水管やらを設置。
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いいんじゃないでしょうか。
振動ドリルで奥のタイルに穴を開けて固定しています。

ここまで出来たら、大元の止水栓を開けてメーターが回っていないか確認。
これでメーターが動いていたらどっかで水漏れがしているということで、必ずチェックするよう教えてもらいました。

で、ミラーを取り付けたら完成です。
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気持ちいい~♪

と、まあこう書くと、すんなりいったみたいですけど、結構 悪戦苦闘。
止水栓の種類やら、使う道具やら、使い方やら聞きまくりで何とか終わった感じです。

これまでは出来ることをやってた感じですが、今回のは初挑戦。
ということで松穂農園はまた進化してしまいました。

今朝の最低気温は3℃。
霜も降りず、ブロッコリーは大丈夫でした。

そのブロッコリーですが、今日から「スプリングスひよし」の直売所でも販売を開始しています。
これまではタマネギとスイートコーンを少し販売した以外は殆ど出荷ができていません。
往復+出荷の作業で1時間ほど時間がかかるのですが、7月から10月迄はなかなか時間を割くことが出来ずにいました。
これからは少し時間に余裕が出ていきますので、地元の農家さんの邪魔にならないように出荷をしていこうと思います。
京丹波町の直売所(特に味夢の里やスーパー)なんかに比べると、出荷している農家さんは良心的。
品質と価格が見合っています。
味夢の里については一時期よりは値段は落ち着いてきています。
でもそれは縦貫道全線開通当初ほどの需要がなくなってきたというだけです。

例えばタマネギ。
目立つところに置いている割にはなかなか売れないタマネギが出荷されています。
なぜ売れないか。
まず価格。
スーパーより高い価格が付いています。
そして品質。
カビが生えています。
黒カビと言って、菌はそこら中にいます。
保管状態が悪いとそれが夏場の高温期にタマネギに繁殖します。

私もこれには悩まされていて、初めて栽培したタマネギは大量に廃棄するしかありませんでした。
それで翌年からは梅雨が明けたらタマネギは冷蔵庫に移すことで回避しています。
移す時点でタマネギについてしまったものは自分で食べるか、親に食べさすか、説明したうえで社会福祉協議会に寄付しています。
皮を1枚めくった表面に付着していることが多く、水で簡単に洗い流せるのです。
でも、決して売るものではない。

でも置いておくと少ーしずつ売れてしまうんです。
「おかしなものが売られているわけない」と信じているのか買ってしまう。
そして、そういうお客様がいるのを生産者も知っている。
高速のパーキングにある直売所で、観光バスで来るお客様が多い。
なので”一見のお客さん”と考えているらしい。
残念ですが、こういう生産者が結構いるのが京丹波町。

もちろん全ての生産者ではないのですが、一部にそういう生産者がいる。
そして直売所の管理を請け負っている会社はそれを統制できない。
直売所に来たお客様に私にできることは、まずは「良いものを、価格を抑えて、たくさん」出荷する。
これはやり続けていきます。

ボヤキはこれくらいにしましょう。

今日はとても天気が良く気持ちよく作業ができました。
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今日の作業。
黒豆の葉取りという作業を行いました。
今はこんな状態。
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葉がだいぶ黄色くなっています。
このまま放っておいても黒豆にはなるのですが、正月用の食材なので年内に間に合わないといけません。
それで豆の成熟を促進するために葉を取ってしまいます。
取った後はこんな感じ。
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1週間か10日ほどこのままにして、そのあと乾燥の作業に移ることになります。

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