京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2020年05月

3回目の挑戦となったこの時期のブロッコリー。
とうとう今年は一昨日から収穫が始まっています。

でもねー、品質が狙ったほどではないんです。


4月の20日頃からでしょうか。
雨がさっぱり降りません。
いや、まったく降らないわけではないんですけど、全然足りない。
圃場の土も表面は湿っても少し掘るとカラッカラ。

今日も雨予報でしたが、雨量はやっぱり全然足りません。
夕方に予報を確認しましたが、いずれも降ってもごくわずか。

こうなったらやるしかありません。
畝間潅水。

京丹波町は田植えのピークに入っています。
どこも水が必要な時期ですが、周辺の田んぼのかたに確認して水をあてることにしました。
ここは溜池の水なので、川の水と違っていくらでもあるというわけにはいかないのです。

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左手前に取水口があってそこから水が入ってきています。

手前はスイートコーン。
これはこれで水は欲しいのですが、それより急ぎたいのは奥のほうにあるブロッコリーとタマネギです。

そこまで少しでも早く水が届くようにトラクターで溝を切って、鍬でさらに手直ししていきました。

日暮れまでやって「これで大丈夫だろう」ということで帰宅。

でも問題はそのあとです。
夕食を食べているとなんか外が騒がしい。

ど、土砂降りやんか!

雨雲レーダを見るとしばらく強い雨。

たのむわー、天気予報。

水が入りすぎるのもよくありません。
仕方ないので圃場に戻ってヘッドライトを頼りに作業です。
いったん水を止めて状態を確認。

スイートコーンは十分に水が回っていますが、タマネギとブロッコリーはまだまだです。
スイートコーンのところに溜まった水をタマネギとブロッコリーに行くように鍬でまた溝を切っていきます。

結局明日の朝まで水を入れ続けることにしました。

奥までしっかり水が行っていることを願って、今日は寝ます!

昨年はGWが終わってから遅霜がありました。
こんなのはめったにないのですが、一度経験してしまうとやはり気になります。

予報ではここ数日では明日の朝が一番冷え込みますが、最低気温は6℃ないし7℃.。
霜の発生は”気温が5℃以下(または4℃以下)”とされているので「今年は大丈夫そう」と思っていたのですが・・・。

出てしまいましたねー”霜注意報”。

霜ってわからなくて「明日は絶対来るなー」と思っても来なかったり、その逆もあります。
最低気温を見る限り降りそうにないのですが、注意報が出てしまうと何もしないわけにはいきません。

今日は潅水を兼ねて追肥をしたり、圃場をトラクターで耕したりでしたが夕方にはそれらの作業は切り上げて霜対策を行いました。

今年植え付けたブドウは萌芽が始まっています。
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これに霜がついてしまうとアウトです。
なので不織布をかけます。
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スイートコーンも。
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数日前にトンネルは外してありますが、これも霜があたると致命的。
やはり不織布をかけました。
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これは黄色のコーンで、こちらはこれで大丈夫です。
でも白のほうは資材が足りず、一部は不織布を掛けることができませんでした。
そこについては明日は別の対策になります。

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明け方から作物に水をかけます。
これは昨年もやった対策。
不織布ほどではないですが、そこそこの効果があるのです。

いま当園ではブルーベリーの花がいっぱい咲いています。
一番最後の品種でもこんな感じ。
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この花に昆虫がやってきて受粉をしてくれます。
とってもニホンミツバチではなくて主にはマルハナバチです。
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今は保湿と防草のために株元に有機物でマルチをする作業をしています。
耳元で”ブーン”という音がするので少し気持ち悪いのですが、これまで刺されたことはないので大丈夫でしょう。

それから今年は新顔がチラホラとやってきています。
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蝶です。
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なんという蝶でしょうか?
ネットで調べてみたのですが「カラスアゲハ」のメスのようですね。
きれいなもんです。

でもなんか黒い蝶って色々言われているみたいですね。
吉やら不吉やら。
どっちでしょうか?

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