京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

2015年02月

今日の作業は主にタマネギの草とりです。
冬には冬の草が生えます。
暖かくなっていくこれからはタマネギの栽培で大切なのはこの草対策です。
私は除草剤は使いませんので手仕事になります。

と、いうこともあるのですが、今日はとても大切な事があります。
転居先の区長さんへの挨拶です。
先日の投稿で書いた通り、私が入る地域のある人から、「この地域では認めない。よそでやれ。」と言われてしまっています。
ただその人は地域を代表して発言する立場の人ではありません。

今日は地域の代表である区長さんに挨拶する日です。
かつては京都府議会議員として活躍された方。
個人としての利害ではなく、地域としての考えをうかがえる筈です。
この人が”ダメ”と言えば、ダメです。
他の地域で農地を探すしかありません。

私からは以下についてお話しすることにしました。
・農薬の管理
・周辺の圃場や家への配慮
とはいってもJGAPの要求事項に沿ってやっていくということです。
「管理点と適合基準」等を持参して説明することにします。
RIMG0114

そして約1時間 色々とお話しさせていただきました。
懸案となっている農薬の管理や、環境保全を踏まえてどのような取り組みをしていくか・・・等。
区長さんとは概ね意見は一致しているように感じられ、激励の言葉もいただきました。
「関連する農事組合や農業委員と話し合ってみる。」とのことです。

今日のところは結論は出ていません。
いくつか宿題をいただいたので、それを提出したうえで話し合いの結果を待ちます。

昨日は曇り予報だったのに、雨予報に変わってしまいました。
6時と9時にみぞれと雨マーク。
やっぱり今年は厳しいなー。

しかし未明に外の様子を見るとまだ降っていない様子です。
とりあえず行ってみようとタマネギの圃場に。
やや明るくなってもまだ雨は降りません。
ただ昨日とは異なり晴れ間はなく、雨は近そうです。
「出来るところまででもやっておこう」ということで昨日の追肥の続きを開始。
しかし30分ほどたったところで雨がポツリポツリと降り出しました。
やっぱりダメか―。
と、思いながら作業を続けていると・・・。

なぜか雨が止んでしまいました。
結局 午前は雨が降らず、昼を待たずタマネギの追肥は作業完了。

ただ、今日の午後以降は何日か雨が降らない予報です。
助かると言えば助かるのですが、雨がないとせっかくの追肥が効いてきません。
しかしこれまでを思うと贅沢な悩みですが・・・。
午後も予定通りの作業が進みます。
そのうち晴れ間も出てきて、なんか春のようです。
で、ほぼ作業が完了したところで「ザーっ」。
作業は進むし、肥料は効いてくれるし。

”こうだと最高”というままの1日でした。

週末です。
1日目の土曜日は晴れ!
夜明けからタマネギの追肥を行いました。
今日はひたすらこの作業。
日暮れまでやって、残すところあと2時間半ほどで完了します。
昨日の予報では日曜は雨マークでしたが、昼に確認すると曇りマークのみ。
なんとか予報があたってくれれば、今日の残りとブドウ園の作業の続きができます。
何とか・・・。

都会ではあまり見た記憶がないのですが、山間部ではこんな空をよく見ます。RIMG0111
右が雪雲ですぐそのあとをすぐ青空が追いかけています。
こういう日は天候が目まぐるしく変わります。
晴れと雨・雪が数十分単位で入れ替わる。
時雨というやつです。
この冬は時雨れることが多く、たまに朝から夕方まで時雨れっぱなしもあります。
そういう日は「今日は行ける!」と思っても急に吹雪いたようになったりで「クッソー」となり、気分も天気そのままです。

それはそうと今日は久しぶりに雨が全くなく、晴れ間も多い一日でした。
タマネギに追肥をしなくてはいけない時期なのですが、アルバイトがあり農作業に入れません。
雇用を約束してもらっている以上、まずはアルバイトが優先になります。
これから何年かはこういう葛藤になりますが仕方ありません。

明日・明後日は天候は荒れるようですが、土日は何とか作業に入れそうな予報です。
とりあえず期待しましょー。

前回の投稿で 隣接する農地の方から反対され、その農地での栽培は断念したと書きました。
その人は家の前が自分の農地で、その奥が私が栽培を検討していた農地でした。
つまり自分の家の近くで農薬を使用する栽培はやめてほしいというお話です。
その日に確認したのですが家から離れたところなら構わないとのこと。

その人からまたTELがありました。
「地域の役員と話をしたが、曽根(私が転居する地域)では農薬を使用して野菜や果樹を栽培することは一切認められない。よそでやってください。」

京丹波町にも無農薬で栽培・出荷している農家さんはいらっしゃいます。
しかしそれはその人の考えでやられていること。
地域ぐるみで無農薬栽培を行っているという話は聞いたことがありません。
これまで将来は果樹を栽培することを話しながら家探しをしてきました。
曽根で長年農業を営まれている方とも何度もお話しています。
それ以外にも色々な人と話をしましたが、今回のような話は一切ありません。

この方に確認に行く前に隣接する農地の、他の数名の方からは了解を貰っています。
また、この地域は米の栽培が主ですが そもそも米には農薬を散布しています。
私は除草剤は使用する予定はありませんが、除草剤も使っているはずです。

理不尽な話に思えますが、かなり強硬な様子。
この方の考え方や価値観も尊重しなければいけませんし・・・。
いずれにせよ下手に動くと難しい状況になりそうなので、慎重に対応していきます。

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