今日はブロッコリの収穫・出荷を行った後、いよいよ果樹園の造成を始めました。

まだ家が決まりませんので農地も最終決定できませんが、来春の苗木の植え付けに間に合うよう整備の作業を始めることになりました。

着手前の状態です。
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背の高い草が生えており、まずは草刈りからです。
ハンマーナイフモアという作業機をトラクターにつけて行います。
(トラクターは作業機を付け替えることで耕耘だけでなくさまざまな作業が行えるのです。)

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ハンマーナイフモアというのは下の写真のような爪がついており、これが高速でぐるぐる回って草を細かく砕いてくれます。
作業が早く楽なうえに草を細かく砕いてくれるので草の後始末がいりません。

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こんな感じです。
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草を刈った後の写真です。
だいぶすっきりしました。
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この場所ですが、家探しでお世話になっている京丹波町の西野建設の社長さんの土地です。

30年ほど前に栗や柿を植えて、毎年秋になるとご家族で栗拾いなどをされてきたそうですが、木も老木となり別の場所に新たに植えなおすことにされたそうで「良ければ使いなさい。」と言っていただきました。
朝日がさすのが比較的早く、夕方には西日をさえぎってくれる日照に関して絶好の場所です。

新規就農者にまず立ちふさがる壁が「家探し」と「農地探し」です。
最初は役場に相談に行きましたが見つからず、あれこれ知り合いを頼って探してみたもののなかなか条件の合う家や農地が見つからずに困っていました。
社長の弟さんの専務とは前の仕事で面識があり、「会社辞めて自営することにしたんやけど、どこかに古家の空家ない?」と相談したところ「社長に相談しい。」と紹介してもらいました。
「わかった、探してみる。」と言って下さったのがこの社長さんです。

家や農地を探していただくだけではなく、農業機械や作業道具の置き場所も提供していただいています。
家探しも私の立場になって探してくださっています。

専務にもとても助けてもらっています。
会社を辞めて仕事が見つからず、”することがないってつらいなー”と思っていたときに、「空いてる農地あるから何かやりい。」と言ってもらい、栽培したのが今出荷しているブロッコリーです。

この人たちには頭が上がらないのです。本当に.。