京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

果樹園造成の整地作業が進んでいます。
作業は主に西野社長がユンボで行ってくれています。
整地しながら土の中にはびこった根を取り除いてもらいます。
私はその根を拾い集めて焼却。
こうすることでこの後の作業が非常に楽になり、また病気の予防にもなります。
焼却と整地
それにしてもうまいこと整地が進められていきます。
私も穴を掘るくらいしますが、そんなレベルから見るととても信じられません。
レベルも取らずに作業されますが、イメージ通りの傾斜が付けられていきます。
後で聞きましたが、すべて感覚で操作しているとのこと。

水田というのは我々が見るとほぼ平坦ですが、微妙な傾斜がつけられています。
その水田の圃場整備を十数年やった時期があったそうで、その間に勾配を見る目が身についたのだそうです。

それからこんな狭いところにも入っていきます。
社長ギリギリ
なんかもうあっぱれです。

今年のブロッコリーの出荷は終了することにしました。
京丹波町の道の駅マーケスにあるサンダイコーというスーパーに直売コーナーがあり、そこで売らせていただいていました。
こんな感じです。
R0010822

R0010828
ありがたいことに、出荷したものはほぼ即日完売。
栽培数量が少なかったのですが、多い日は100個程度がその日に売り切れました。
来年は作付けを増やして、一定数量を出荷する期間を長くできれば売上もそこそこ見込めると思います。
販売面での反省点は、やはり選果のミスがあったこと。
出荷して売れ残りを下げたのは1個のみでしたが、やや小さく、形も少し悪いものでした。
今年は初参加ということもあり、京丹波町の人達に自分のことを知ってもらい、良い印象を持ってもらうということが第一目標でした。
最後の1個というのは、特にお客様のチェックが厳しくなります。
何人もの人が手に取って、「この人のはイマイチやなー。」と感じたと思うと、やはり1個たりともおろそかにはできません。

今日は朝から体調がイマイチ。
(うまいこと?)雨模様なので、午前は横になっていました。

午後からは農業者として認定してもらう手続きの相談で町役場へ。
あれこれ話しているうちに京丹波町の新規就農について話を聞きました。
私がサラリーマンをやめて農業生産法人に就職するころは、書店に行くと農業関係の本がズラッ。
「農業いいですよ。農業しましょう。」という類の本がたくさん並んでいました。
わずか5年ほど前のことです。
その頃と比べると就農したいと京丹波町役場を訪れる人は1/10程度とのことでした。
そのうち今年の就農は私を含めて3人だそうです。
先日 京都市内の大きな書店に行くと就農をすすめるような本は見当たりませんでした。
農業生産法人で実際の農業の現状を知り、わかったのは農業は産業としては崩壊している。
(少なくとも今の時点では)自営就農するなんてとんでもないということです。
就農希望者の減少というのはある意味では正しい状況になってきていると言えます。
そうはいってもこのままでいいわけがありません。
私にできるのは成功事例になること。
自分自身が農業者として自立した経営を確立することを目指します。

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