京丹波 松穂農園日記

京丹波 松穂農園での栽培記録を中心としたブログです。それぞれの作物をどのように栽培しているかを発信しています。

前回の投稿で 隣接する農地の方から反対され、その農地での栽培は断念したと書きました。
その人は家の前が自分の農地で、その奥が私が栽培を検討していた農地でした。
つまり自分の家の近くで農薬を使用する栽培はやめてほしいというお話です。
その日に確認したのですが家から離れたところなら構わないとのこと。

その人からまたTELがありました。
「地域の役員と話をしたが、曽根(私が転居する地域)では農薬を使用して野菜や果樹を栽培することは一切認められない。よそでやってください。」

京丹波町にも無農薬で栽培・出荷している農家さんはいらっしゃいます。
しかしそれはその人の考えでやられていること。
地域ぐるみで無農薬栽培を行っているという話は聞いたことがありません。
これまで将来は果樹を栽培することを話しながら家探しをしてきました。
曽根で長年農業を営まれている方とも何度もお話しています。
それ以外にも色々な人と話をしましたが、今回のような話は一切ありません。

この方に確認に行く前に隣接する農地の、他の数名の方からは了解を貰っています。
また、この地域は米の栽培が主ですが そもそも米には農薬を散布しています。
私は除草剤は使用する予定はありませんが、除草剤も使っているはずです。

理不尽な話に思えますが、かなり強硬な様子。
この方の考え方や価値観も尊重しなければいけませんし・・・。
いずれにせよ下手に動くと難しい状況になりそうなので、慎重に対応していきます。

今朝起きたらこんな状況。
RIMG0110
毎度こんな写真ばかりで、申し訳なく・・・。
で、今日も昨日の続きで引越準備が中心の1日でした。

そんな中、イチジク畑の候補地に隣接する農地の地主さんのところへ確認に回りました。
今年はまずは野菜を栽培してみて、日照や水はけが問題なさそうなら来年以降イチジクを栽培したいという説明です。
さらに農薬がドリフトしないよう配慮しますという説明。

隣接する農地は5件あります。
うち3件は問題なく、残り2件はご主人がご不在でした。
携帯の番号をお伝えしていったん帰宅。
一件のご主人から夕方にTELがありました。

「農薬を使う栽培はぜっっったいにやめてくれ!」とのこと。
瞬間的に「これは無理。」と思いこの農地での栽培は断念しました。

農薬というのは難しい問題です。
理屈ではないのです。
「農薬=毒」と感じる人に、こちらからどれだけ説明してもすぐにわかって貰えるものではありません。
安全性は検証されているとかなんとか話をしても 受け入れられず、関係を悪くするだけです。
これからこの地域に入っていこうとする私にとって良いことは何もありません。

私が就農したころは「新規就農者の90%以上は有機を志向している。」と言われていました。
私も有機を志向する就農者の1人でした。
そのころ私が思っていたのは、「農薬を使う農業者は農薬を使わない努力をしない人。」というものです。

しかし実際に就農し、現在の農薬のことを知っていくと 農薬を正しく使用する限りは人体に影響がないであろうということがわかってきます。

でも”気持ち悪さ”というものは私の中にも残ります。
残留が無くなったとか目に見えないし、必ず0になるわけでもないし・・・。
そういうことも含めて私の考え方に同意してもらえる人に買っていただくしかないのです。

イチジク畑の農地探しは少し時間がかかるかもしれません。

朝起きるとうっすらと雪化粧。
造成地もこんな感じで作業には入れません。
RIMG0105
今日は30分間隔で晴れと雪が入れ替わるめまぐるしい空模様でした。
でも昨日までの雨もあり今週末は作業ができないと考えていたので大丈夫。

家の売主さんもお忙しいようで 諸手続きがずれ込み、また 家に一部手直しが必要な箇所が見つかってしまい、結局引っ越しは18日になりました。
そこで引越を一気にやると果樹の植え付け準備作業の佳境ともろに重なります。
やれることは前倒してやっていかないと・・・。

ということで、今日はちょっとだけ引っ越しを行いました。
引き渡し(6日)までは荷物は家の中には一切運べないことになっています。
ただし契約後は倉庫には運んでいいということになっており、農業資材・機材を倉庫に運びました。
RIMG0109
これらがアパートの一室+ベランダ+玄関脇の通路に所狭しと並んでいました。

引き渡しがすんだら、家の中に置くものも自分で運べるものは運びます。
とにかく天候が安定したときに、圃場に入れる時間は極力農作業ができるように段取りをしていきます。
今できることをやっていくしかありません。

↑このページのトップヘ